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教育行政の英断 計画停電中の授業

定期テスト(夏テスト)が終了したアルファ衣笠の授業のひとコマ、
今日はこれからのお話をしながら、
次の単元に向けてのウォーミングアップをしようと思いつつ、


生活態度や巷間を賑わすトピックスについて生徒たちと喧々諤々。
宗教に関わることから性差に関すること、
生物多様性から政界のあれやこれや、
生徒曰く「こんな話ができる塾ってどこにもないで」とのこと。
褒めてんだか貶してんだか。


中学生や義務教育期間の(言うなれば)狭小な社会では他との違いをなかなか認められないもの。
それが「キショい」や「キモい」や「ありえへん」に変換されるマインドはよく分かります。
しかし、せっかく勉強しているのだもの、
獲得した知識を正しく使って公正な視座を目指したいものです。


もちろん彼らには私が不完全であり、偏っている可能性を大いに孕み、
彼らの判断や思考を誘導するような危険性がある、とは前置きしつつ(ま、こんな野暮な物言いはしませんが)、
私も出来るだけ率直に自分の意見を持ち寄りました。


ワイドショー的な視点を強調する生徒にはその旨を指摘し、
最高の知が集結しても解決しない経済や政治の特異性に言及し、
だからと言って自棄になる必要なんかこれっぽっちもないと強がってみせます。


いまさらながら年長者、あるいは学習支援者、はばかりもなく申せば教育者としての在り方の難しさを
まざまざと感じた時間でもありました。


話題は横に転がっていき原発問題に。
またもやディフィカルトなイシュー。
そこで生徒が開口一番
「計画停電になったら学校休みやって」。


へぇ~、そうなのか。
これは英断と評価すべきだろうし、
問題が起きてから対策を講じる人間の思考メカニズムに抗ったナイス判断!
と指をパチッと鳴らしたくなりました。


計画停電中は授業行わず 京都市教委


                                 ***

 『今夏、電力不足で計画停電が実施された場合の対応について、京都市教育委員会は29日、停電中は学校の授業を行わず、停電時間帯によって早期下校や午後からの途中登校を実施するとの方針を発表した。給食調理や水供給、児童生徒の安全対策まで多岐の影響が想定され、「学校運営が難しい」と判断した。

 市立学校(園)のうち計画停電の対象は、小学校135校、中学校60校、高校8校、総合支援学校4校、幼稚園13園。

 計画停電が午後1時までに実施される場合は午前中を休業とし、給食も取りやめる。午後1時以降の停電は、実施前に児童や生徒を下校させ、部活動も中止とする。停電実施を判断する関西電力の前日発表で休業を決定し、家庭へも前日に通知する。当日になって停電が回避されても、休業はそのまま実施する。スクールバスを持つ総合支援学校は柔軟に対応する。

 市教委によると、停電によって、午前中は給食調理ができないうえ、一部の学校は電動の揚水ポンプが止まって水が使えなくなる。防犯システムや電話も止まる可能性があるため、安全にも配慮して授業取りやめに踏み込んだ。

 また、停電で通学路の信号機の停止が想定されるが、出来るだけ停電中の登下校を避けて安全確保を図る。各学校は、計画停電の予定日時とこれらの対策について家庭に周知した。』
※京都新聞6/29付より転載しています。文字装飾は育星舎個別アルファ北野・衣笠による。URLはhttp://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20120629000142

                                 ***

ここにも我々が新たな生活様式について考え、
具体的にまた別のフェーズに到達している感を逞しくします。
大量生産大量消費、というイディオムがふうと風に吹き飛ばされました。


アクチュアルな問題ゆえ、なかなか容易には態度を表明できませんが、
私も生徒たちと『原発の実際的な危険性』や『エアコンのない夏をどう過ごす』という
ふたつのタフな観点を話し合いました。


現実世界が大量の電力により支えられているというリアリティと、
東日本大震災によって暴かれてしまった原発の脆弱さ。
電力会社などによる隠蔽・保身体質とか営利マインドなどはひとまず置いといて。


とはいえ情報を的確に獲得するのが容易かというと決してそうではありませんね。
メディアによる操作的なことがまことしやかに囁かれる中、
子どもたちにどのような説明をすればいいのかというディレンマが拭い去れません。


閑話休題。
本日の中心的話題は(笑)、
①京都市教委による計画停電中の授業停止トピックと、
②アルファ衣笠で夜な夜な繰り広げられるディスカッション(めいたもの)のご紹介、
と相成ります。


勉強しろ!とお叱りのご指摘をいただきそうですが、
適切なタイミングに適度な時間を割いて、
子どもたちに表現力やメディアリテラシーを伝えることも時には大切かと思います。


公教育におけるそれらが
彼ら曰く、あまりにも現実感覚から乖離しているのであれば(過剰な平等主義や個性礼賛主義)、
我々学習塾でも出来る(≒しなくてはならない)ことはたくさんあります。
時間の許される範囲でいくつかの議論を戦わせていきたいと思います。


こんなのが大好きなんです。
それでは次回まで。
文責:京都市北野白梅町・衣笠わら天神の個別指導専門塾 育星舎『個別α北野・衣笠』塾長 池田真一 is101309.gif



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