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高校生が中学生を教える!?

子どもたちの学習機会や環境が(特に公教育の場において)増えることに、
教育産業として危惧を抱かれる方が少なくともいらっしゃることは承知していますが、
どうしてどうして、
増えれば増えるほど私としては『チャンス!』と鼻息を荒くします。


そのこころはとなりますが、
やはり何でもそうですが、やればやるほど自分の不足というものを感じるもの。
そうなった時、即座に対応できるのは我々塾産業です。
そしてその程度も上から下まで何でもござれ(まあ、正直リミットはありますが…)。


そしてその状況ってのが理想的だと思います。
学習の必要性を切実に感じて門を叩くタイミングが伸び時。
お尻を蹴られて入ってくる生徒とそりゃモティヴェーションが違いますもの。


閑話休題。
とはいえそんな機会(公教育による教室開放等)がそんなにあるかというとさにあらず。
ましてやそれがレギュラーな類となるとほとんど無いというのが実情。


ここが変わってくると日本の教育の在り方も変貌を遂げていくでしょうね。
例えば教育に携わり退職退官なさった方々の第2の職場、教壇として確保されたのであれば
課題は山積であろうとも子どもたちの学習機会を飛躍的に増えます。


そこに教員志望の若者や新任の若い先生方が加われば環境的に面白いですよね。
若い方々は『やるぞ!』と決意して困難な職業を選ばれる/選ばれた訳ですよね。
そこに大先輩の方々がポトリと何か一滴でも落とされていくことで化学変化が起こると。
何だかドキドキするようなストーリーですね(笑)。


こういったトピックスが折を見て散見されはしますが、
恒常的に見聞きするものかといえば決してそうではありません。
ま、私がとやかく言わなくても行政や有志の方々が動いてらっしゃるのでしょうが、
枠組みが出来上がってからではなく、
まずは(双方が)ムーヴメントを起こしてみるだけでも変わってくるでしょうね。


そして以下はそれを中高生に置き換えたヴァリエーション。
中学生が高校生の先輩諸子から学習指導を受けるサンプルです。
過去にもブログで取り上げましたが、
地方ではこういった機会を設けて学習機会の拡充を図っているのですね。
無ければ作る、物事のクリアーな在り方を見るようです。


境高生、出身中で学習指導


                                 ***

 『境高校の生徒有志が、母校など近隣の四つの中学校で、主に境高を目指す3年生を対象に、ボランティアの夏休み学習指導に挑戦した。受験生の学力を底上げし、志望校に近づけるのが狙いだが、受験生にとっては、身近な先輩から教わることで高校生になるイメージがつかみやすく、教員を目指す高校生には、貴重な就業体験の場という側面もある。互いに良い刺激を受け、手応えもあるようだ。

 「9は何の2乗かな?」「この公式、分かる?」

 例年、20~30人程度が境高を志望するという境町伏木の境第二中で1日、8人の境高生が3年生約30人の数学の学習を手伝った。この日の教材は、県立高校の過去の入試問題。中学生は九つの班に分かれ、それぞれ自分のペースで問題に取り組み、高校生が机の間を行き来しながら解き方をアドバイスした。

 生徒同士の交流が重視している眼目だが、境高にとっては、教員志望の生徒に実際の現場で仕事を体験してもらうことに加え、学校のPRも兼ねている。学習会を通じて校風などを中学生に知ってもらい、志願者増につなげたい考えだ。教科学習だけでなく、中学側から要望があれば、生徒が学校に関する質問に答える説明会も行う。

 「教えるのが好きで、将来は教員の道も考えて申し込んだ」という境高の1年生(15)は、文字式の展開の公式や反比例のグラフについて説明。「教えたことを理解してもらえると、うれしかった」と手応えを感じた。反面、「自分からなかなか話しかけられなかった」と反省も。“教師”として、コミュニケーションを取ることの難しさも感じた。

 一方、中学校側は、受験生に1年後の自分のイメージをつかませたり、受験勉強への意欲を喚起したりする狙いがある。境第二中の今橋伸明教諭(32)は「教える技術は私たちがカバーできる。勉強をやらされるのではなく一緒に解くことで、生徒の意欲も上がっている」と歓迎している。3年生(14)は「同じ中学校に通っていた先輩だから、分からないことも気軽に質問できる」と話した。

 高校生の参加はボランティアで募るため、中学生の人数に対して多かったり少なかったりと調整が難しい課題もあるが、担当する同高の市川英樹教諭(50)は「中学、高校それぞれの目的がかみ合っている。今後も中学校からの希望を聞いて続けていきたい」と話している。』
※読売新聞8/18付より転載しています。文字装飾は育星舎個別アルファ北野・衣笠による。URLはhttp://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20120817-OYT8T01726.htm

                                 ***

高校生たちにとってはハードだけれども貴重な経験をしましたね。
職業体験で幼稚園や保育所に行くのと違って、
色んな意味でその対応が容易ではない中学生相手に懐に入っていくのですから。


『解ける』と『教えられる』との間に距離があるのと同じく、
『教えられる』と『分かってもらう/理解させる』との間にもギャップがある訳です。
それに気がつくだけでも大きな収穫です。


特に『教えられる』と『分かってもらう』との溝を埋める作業が重要です。
そこには『一方的に教える』を越えていく人間関係やコミュニケーションが必要なのですから、
高学歴だからと言って務まるような代物ではないことをきっと理解するでしょうね。


(特に公立の)中高生の間は世界が狭いです。
おなじみの連中/面々といつもの共通言語で話していれば何となく事足ります。
これをブレイクスルーするアクションを起こした時に子どもたちはきっと大きくなるのでしょうね。


自らを顧みて猛省というか、もっと恥をかいておけばよかったという後悔で何だか息苦しくなります。
私の場合、学生時代を通して幸いにも海外に歩を運ぶ機会に何度も恵まれましたが、
振り返るとそのモティヴェーションの多くは逃避という意味合いが強かったと今でははっきりと理解できます。


自らを研鑽する、英語を話さなければならない環境を身を置く、という主題もあったはありましたが、
それが昨今叫ばれる『グローバル人材』のテーゼにかなっているかというと
…もっと稚拙なものでした。


話が大いに逸れましたが(え、いつも!? …ゴメンなさい)、
教員志望の子どもたちにとってもビッグ、ビッガーなこういった試み、
京都の学校、特に公立中学校でも始まっていけば面白いですね。


比較対象が多ければ多いほど私なんかはありがたいです。
と、強がりを一席。お粗末さまです。


それでは次回まで。
文責:京都市北野白梅町・衣笠わら天神の個別指導専門塾 育星舎『個別α北野・衣笠』塾長 池田真一 is101309.gif



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