Entries

京都の公立高校新選抜制度を追う pt.3 ~『15の春は泣かせない』は『18の春は泣いている』

読売新聞担当者さんの心意気というか、
このイシューを追いかける使命感の強さに感じ入ります。
こういった記者さんがいらっしゃるお陰で、
我々もタイムリーに『いま知るべき情報』を獲得することが出来ます。


当局(この場合は府教委なり市教委)の発表がHP上でなされない以上
(あるいは私みたいなウォッチャーでも容易に見つけられない以上)、
やはりその点の不手際、無神経さ、鈍臭さを忘れることがちょっとばかりは出来ます。


テレビの報道でもある事件の被害者の方々が経緯をニュースで知ったとのお話を耳にすることがありますが、
おそらくは新聞業界的に上位に位置はしないであろう教育行政のイシューやその類のトピック、
そんなロウワー・ディヴィジョン(下位区分)をきちんと掘り起こしてくれる担当諸氏に感謝感謝です。


閑話休題。
またもや読売新聞の担当記者さんがスポットを当ててくださいました。
私はこういった場で勉強させてもらっていると、何だか恥じる気持ちでいっぱいになります。


変わる「15の春」、京都の高校も自由選択に


                                 ***

 『全国で唯一、京都市と乙訓地域(長岡京市、向日市、大山崎町など)で温存されてきた公立高校の総合選抜が、早ければ来春の入試を最後に廃止され、単独選抜に完全移行する。

 京都の戦後教育を象徴する制度とも言われる総合選抜。廃止の背景には、「行きたい高校を自由に選びたい」との生徒、保護者の声がある。

 「高校間の切磋琢磨が激しくなり、生徒も希望校をはっきり意識するようになるだろう」。府内の大手進学塾の関係者は、総合選抜廃止と単独選抜への移行の「効果」について、こう語る。

 単独選抜では、生徒は通学圏の中で希望の高校を自由に選んで受験できる。他府県のほか、府内でも北部や山城地域はこの方式だ。

 これに対し、京都市と乙訓地域では、21高校の普通科1類(標準コース)で総合選抜を実施。南北二つの通学圏ごとに一括して生徒を募集し、合格者を各校に振り分けている。受験生は第1、第2希望を挙げることができ、ある程度は反映されるが、最終的には居住地や各校間のバランスを考慮して合格校が決まる

 志望校を絞る単独選抜の場合、人気校では多数の不合格者が出る恐れがある。一方、総合選抜なら一定の点数に達すればどこかの高校には入学できる。府教委の担当者は、「総合選抜には受験生のセーフティーネット(安全網)の役割がある」と話す。

 ◆
 京都の総合選抜は、蜷川虎三知事の革新府政時代(1950~78年)に確立された。人口が増加していた時期。不合格者を抑える入試制度は、「15の春は泣かせない」と形容された。

 ただ、居住地重視の総合選抜では、高校のレベルや特徴が平均化し、いわゆる「公立進学校」も生まれにくい。たとえば、京都大の合格者数。単独選抜の大阪府などには毎年数十人単位で輩出する公立高があるのに対し、過去、府内公立のほとんどは0~2人程度と低迷、「18の春は泣いている」と揶揄されたこともあった。

 このため、府教委などは85年に各校普通科を1類、2類(学力伸長コース)などに分け、その後も通学圏再編や希望枠導入に取り組んだ。堀川高や嵯峨野高では進学に力を入れる専門学科も設けられた。

 しかし、入試制度は複雑化。特に、居住地を重視することに関しては、府教委が今年初めに生徒、保護者に行ったアンケートで、否定的な声が8割近くを占めた。少子化が進み、公私間の競争も激しくなる中、受験生の選択肢を広げる単独選抜への移行は不可避な情勢になっていたと言える。

 ◆
 府教委がまとめた新たな制度案では、1類と2類の分類を廃止し、通学圏を一つに統合して、単独選抜に移行する。不合格となった場合のセーフティーネットとして、第2志望校を選択できる制度なども検討するという。

 藤井直・府教委高校教育課長は「生徒の努力が報われ、行きたい学校に行ける環境を整えたい」と説明する。今月中旬をめどに府民説明会やパブリックコメント(意見公募)を行い、今年度中に新制度を決定したい考えだ。

 もっとも、総合選抜が廃止されれば、人気校、不人気校の格差が生じることは避けられない。京都市内の府立高の校長は「生徒が学校を選ぶ基準は部活動や進学実績、立地など様々考えられる。各校がどのように魅力、カラーをアピールしていくかが課題になるだろう」と話している。』
※読売新聞11/5付より転載しています。文字装飾は育星舎個別アルファ北野・衣笠による。URLはhttp://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20121105-OYT8T00461.htm

                                 ***

ちなみに教育委員会のHPも決して時機を逸している訳ではありません。
即時性に著しく欠ける、という致命的な欠陥さえ補えばありがたい限りです。
京都市・乙訓地域 公立高等学校の新しい教育制度の策定に向けて 市教委HPより


今後の予定
【発表済(24年8月)】「今後の京都市・乙訓地域公立高等学校教育制度の在り方について」
(懇談会のまとめ)
     ↓
【教育委員会策定
(24年11月上旬)】
「新しい公立高校教育制度・入学者選抜制度(案)」
     ↓
【市民の皆様からの
意見募集 (時期未定)】 
市民説明会,意見募集の実施
     ↓
【新制度発表(時期未定)】「公立高校教育制度・入学者選抜制度」発表
 ※市教委HP参照


『単独選抜=各高校による独自入試問題』という(現時点では)誤った認識を
先日より訂正、ご案内しています。
これも私の早計にて上記のニュアンスでお伝えしてしまった経緯によります。
これを気づかせてくれたのも当塾に来ていただく出版社の担当者様。
不勉強を恥じた次第です。


とまれ動き出した京都の高校入試。
周回遅れにならないように追いかけていきます。
といっても読売新聞さん、京都新聞さんの記事を追いかけるというお粗末なアクションですが…。
教育委員会のHPがさらに利用価値が高まれば良いんですけどね(笑)。


それでは次回まで。
文責:京都市北野白梅町・衣笠わら天神の個別指導専門塾 育星舎『個別α北野・衣笠』塾長 池田真一 is101309.gif





関連記事
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://ikuseishajishukan.blog72.fc2.com/tb.php/1110-e89e71ee

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

ふしみ育星舎HP

http://www.ikuseisha.co.jp/asset/00124/Fushimi-TBB/HP/banners/fushimiTBB-banner14.png
伏見/丹波橋/桃山/塾

教室カレンダー2016


※随時更新しています

ふしみ育星舎onTwitter

伏見/丹波橋/桃山/塾

Facebookページ



更新カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
※青字が更新日です
伏見/丹波橋/桃山/塾

直近30稿のブログです


ご訪問ありがとうございます

月別アーカイブ

07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07 

お問い合わせはコチラ

お問い合わせはコチラ 育星舎お問い合わせ ふしみ育星舎HPへ ふしみ育星舎HPへ
連絡先はコチラです 連絡先はコチラです

伏見/丹波橋/桃山/塾

育星舎基本情報

私塾教育 育星舎グループ本部

〒603-8332
京都市北区大将軍川端町97
創造館2F
TEL 075-463-4050
FAX 075-463-4455
info@ikuseisha.co.jp

【京都南学舎 伏見育星舎】
〒612-0073
京都市伏見区桃山筒井伊賀西町43-1
TEL 075-621-4466
FAX 075-621-4465
ikeda@ikuseisha.co.jp

伏見/丹波橋/桃山/塾