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京都教育一大絵巻!?

ネット上の(いずれかに帰属する)テキストを勝手に引用することは
往々にしてスルーされていますが(と勝手に決め込んでいますが)、
このあたりのルール作りがこれからクリアーになっていくとは想像できます。


私に限って言えば、
教育に関係したテキストを『引用、抜粋』という形でコピペしています。
その際は出典を明らかにしていますが、
そうすることでそれが許されるかと言えば決してそうではありません。


具体的な罰則を『確実に』受けると判明すれば講じなければならない、
という認識が私を含め多くの方の方向性ではないでしょうか
(こんなテキストを書くのも実のところ心配される部分がありますが)。


企業や筆者によっては
『主』と『従』の関係がクリアーに構成されているのであれば掲載OKというものもあります。
しかしこれも分量(文量)だとか占める割合だとか明確な定義やルールがあるかというと
決してそうではありません。


よってメディア・リテラシーがその重要性を増していくのでしょうが、
それと同じくらい節度や品性や感覚や認識や何やかやが必要なのでしょう。
容易ではありません。言うは易し。


『持ちつ持たれつだ』なんていう向きもありますが、
利用範囲がどうしても不明瞭にならざるを得ない限り
だからイイでしょ、なんて物言いもできません。


私の場合(塾長ブログ)は教育の情報をタイムリーにお伝えすることを主眼としていますが、
それがいわゆる集客や入塾動機の一因を喚起しているのであれば
(というか喚起していると願っているからこそ)、
テキストや画像の引用に対して後ろめたさ、気まずさを感じない訳にはいきません。


だったらやめろ、と指摘されても仕方ありません。
しかしお子さんを抱える層が情報を獲得する環境や時間や技術に充たされているかというと
決してさにあらず。
もちろんこれが引用断行の論拠になりうるとは思っていませんが、
学習塾の塾長ブログとして現時点においてこの手を止めるつもりはありません(何たる身勝手な宣言!)。


書く方の認識が改められるタイミングは必ず訪れます。
『それまでやっちゃえ』かよ?との自問自答を繰り返す毎回です。
私が単なる塾生獲得のためだけにテキストを引用しているとご判断されれば、
どうぞ糾弾していただければと思います(この他力志向も考え物ですが、物差しの不足ゆえご容赦下さい)。


という訳で、
史上最長のテキスト引用を掲載します。
これは京都にて高校受験生のお子さんを抱える皆さんにぜひ読んでいただきたく思います。
掲載紙の性質というかキャラクター上、
容易に触れることがかなうかと言えば(失礼ながら)決してそうではありません。


よって広く紹介差し上げたい気持ちです。
京都のこれまでの教育行政、教育界、公教育のあらましが分かります。
こんな有益なテキストをやり過ごすのはもったいない!
と、それらしいことを書きつつも引用にはやはり恐れ、不安がつきまといます。
私の揺れっぷりもまたひとつのトピックですね(笑)。


さて、こんな長文。題して京都教育一大絵巻。


進学実績躍進「堀川の奇跡」 京都はなぜ教育熱心なのか


                                 ***

 『大学・短大への現役進学率が全国トップの京都は、教育に関する話題が多い都市です。公立校の改革を進めてきた京都の教育の最新事情を解説します。

【登場人物】
東太郎(あずま・たろう、30) 中堅記者。千葉県出身。人生初の「関東脱出」で京都支社に転勤し半年。取材時もオフの日も突撃精神で挑むが、時に空回りも。塾通いのためにリトルリーグの野球をやめた時、特に悩むことはなかった。
竹屋町京子(たけやまち・きょうこ、25) 支社の最若手記者。地元出身、女性ならではの視線から、転勤族の「知識の穴」を埋める。小、中学校とも校歌の歌詞に「比叡」がうたわれていたのが、ちょっと誇らしい。
岩石巌(がんせき・いわお、50) 支社編集部門の部長。立場上、地元関係者との交遊も広く、支社で一番の「京都通」を自任する。中学に上がるまで、近所の神社へ習字とそろばんに通っていた。字はさておき、暗算には今でも自信アリ。
(登場人物はフィクションです)

■京大合格数、公立校日本一「堀川の奇跡」

東太郎:京都の街中を歩いていると「こんな一等地に」という意外な場所に学校が立っていることがよくあります。真新しい校舎が多いですね。

竹屋町京子:少子化の影響もあって、あちこちの学校を統合して新校舎を建てましたからね。御池通沿いの御池中学校は、学校とは思えないおしゃれなデザインですよ。

岩石部長:立地が良く外観もきれいと言えば堀川高校もそうだな。約60億円をかけて、1999年に京都市内の市立高校で初めて全面改築したんだ。

太郎:「堀川の奇跡」という言葉は東京でも聞いたことがあります。いわゆる普通の公立校だったのが、短期間で進学実績を飛躍的に伸ばしたんですよね。

京子:堀川高校は改築と同時に、科学的な探究能力の育成をうたった「探究科」を新設。最初の卒業生が出た2002年の春に、前年6人だった国公立大の現役合格者数が一気に106人に増えたんです。うち6人が京都大学に合格し、さらに04年には32人が京大に合格しました。

部長:12年も進学実績で過去最高を更新しているな。京大の合格者数は現役生で41人、浪人生を含めると62人で、なんと全国の公立高校でトップになった。1学年約240人だから、かなりの割合だ。

太郎:いわゆる「ガリ勉」路線じゃないんですか?

部長:堀川がすごいのは文武両道を実践しているところだそうだ。スポーツなどの部活動も盛んだし、毎年9月の文化祭の前には、大学入試を控えた3年生が2カ月がかりで準備をするらしい。

京子:堀川だけじゃないですよ。嵯峨野高校や西京高校も同様に専門学科を新設して進学実績を高め、府内全域から優秀な生徒たちを集めています。

部長:地元の教育関係者の間では、これらの公立3校を「御三家」と呼ぶようになっている。学習塾を展開する成基コミュニティグループ(京都市)の担当者は「高校受験向けの進学塾にとっては、この御三家に何人受からせるかが勝負」と話していた。

    堀川の奇跡

■「15の春は泣かせない」でかつては…

京子:洛星、洛南という中高一貫の有名校がある京都は伝統的に私立が強かったんですが、ずいぶん変わったんですね。

太郎:データを見ると、京都府の大学・短大への現役進学率は99年から13年連続で全国トップを維持しています。もともと進学実績のある私立に加えて、公立のレベルが上がったということですね。

部長:私立も対抗策を打ち出している。京都の私大2大ブランドの同志社と立命館は2006年に小学校を新設。特に立命小はユニークな教育手法で全国的にも話題になったな。洛南高校などを運営する真言宗洛南学園(京都市)も小学校の新設を予定している

京子:大学の付属校になる動きも進みました。例えば甲子園の常連校として知られる平安高校は龍谷大学付属に、京都成安高校は京都産業大学付属になりました。進学先を確保することで生徒や親の安心感を得る戦略です。

太郎:なるほど。公立と私立が入り乱れて競争が激しくなりそうですね。

部長:実は京都が教育の「後進都市」と見なされていた時代もある。20~30年前までは公立の中学・高校の学力は低いと言われ、公教育への不信感があった。家族連れで京都に赴任する転勤族の中には「子どものために」と大阪に住む人がいたほどだ。

京子:1978年まで7期つとめた蜷川虎三知事のころは「15(歳)の春は泣かせない」が教育政策の合言葉でした。公立の中学から高校にほぼ確実に進学できる半面、小学区制により住所で決まる学校しか選べないという問題がありました。

部長:厳しい受験勉強をしないまま高校に入れるので、公立高校の大学進学実績がともなわず「18の春に泣く」と批判する声があった。

■経済界も教育熱心、シニアも地元で貢献

太郎:京都は教育の重要性について熱く語る企業トップが多い印象があります。京都経済同友会も職業教育に熱心で、会員企業のトップが地元の大学に出向いて講義をしていますね。

京子:そうした思いを具体的な形にしたのが「生き方探究館」です。2007年に堀場製作所の堀場雅夫最高顧問と門川大作京都市長(当時は教育長)の発案のもと、廃校を活用して作られました。

部長:勤労意識の育成、キャリア教育を目的としたプログラムを公立校の授業の一環として提供している施設だな。小学校高学年向けの「スチューデントシティ」は働く人と消費者それぞれの立場を理解するための体験学習で、中学生向けの「ファイナンスパーク」は1カ月の収入と支出を計算して家計のやりくりの大変さを感じてもらう内容だ。

京子:ユニークなのは、地元企業を中心に40社以上が体験学習の舞台となるブースを構えている点でしょう。京都銀行や和菓子の井筒八ッ橋本舗(京都市)のブースなどは、本物のお店そっくりですよ。

部長:ブースや教材の設置費用は協力企業が負担している。運営面でも、企業の社員や市民から公募した200人のボランティアが先生役や先輩社員役として体験学習に参加しているんだ。

太郎:ああ、そういえば朝の通学時間帯に会社の前を通ると、ボランティアらしき人が交差点の近くに立って子どもを見守っていますね。

京子:「通学見守り隊」ですね。京都市内のすべての学区がボランティアを組織していて、延べ人数は2万人にのぼります。共働き世帯が多い地域では、保護者よりも退職後のシニアらが中心になっているようですよ。

部長:京都では明治新政府の学制発布の3年前、1869年(明治2年)に市民が私金を出し合って各地に「番組小学校」を作った。地域の教育のためにお金や知恵、さらには労力を惜しまない文化があるな。

■大学の存在、地域にありがたみ

京子:大学が地域の教育に果たす役割も見逃せません。京都大学総合博物館では毎週土曜日に「子ども博物館」というイベントを開催しています。一般400円、中学生・小学生200円の入館料だけで参加できます。参加者は小学校低学年くらいの子どもと親が多く、プログラムは日によって変わるそうです。

太郎:私も取材したことがあります。めずらしいクワガタや海外の絵本、縄文・弥生時代の土器など、現役の大学院生らが専門分野を分かりやすく紹介していました。大野照文館長は「研究の面白さを知り、学習の動機づけにしてほしい」と話していましたよ。

部長:府の教育委員会は数学オリンピックのローカル版と言える「数学グランプリ」や「物理グランプリ」を年1回ペースで開催している。京大理学部が問題作成に協力しているので、いわゆる「良問」が多いそうだ。大学の知を活用できるという意味でも、京都の教育環境は恵まれているな。

京子:もちろん、京都の教育にも課題は残っています。例えば全国学力テスト。府内の公立校の12年度の結果を見ると、小学6年は全教科で全国平均を上回りましたが、中学3年は「数学A」を除く4教科で全国平均を下回りました。

太郎:小学生は成績が良い、ってことは、中学では依然として勉強熱心な子が私立に集まっているんでしょうか?

部長:その傾向はあるな。京都市などでは住所をもとに進学できる公立高校を決める「総合選抜制度」が残っていたが、14年度以降に廃止されることになった。受験のために勉強する中学生が増えれば状況が変わるかもしれない。今後も全国の教育関係者の注目を集める地域なのは間違いないな。』
※日本経済新聞11/8付より転載しています。文字装飾は育星舎個別アルファ北野・衣笠による。URLはhttp://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0603A_X01C12A1000000/?df=4

                                 ***

もちろん私の興味は新しい入試制度。
しかしそれを追いかけるためにはこれまでの経緯を理解しなければなりません。
残念ながら私は府外出身者ですので
記号的な史実はフォローできてもその中身は想像するしかありません。


その辺りは折に触れて保護者の皆さんからご教示いただくことで補完しています。
しかしそれも私というフィルターを通すため変容される運命(笑)であることは変わらず。
そんなことを言っては何もできませんね。
持ち前の厚かましさをもっと発揮していこうと思う次第です。


とはいえ私も私なりに勉強はしてきましたので
その成果(と呼べるもの…かな?)を当欄にてご紹介してきた/している次第です。
京都はまさしく小さな変化・変革の集積途上。
追いかけ不足であればある日コロッとキツネにつままれたようだとお感じになるかもしれません。


ほとんど多くの変化がそうであるように
胎動というか兆しが存在し、そしてその頭を緩やかに覗かせている今、
これを追いかけられるツールが限られていることには不満を表明しなければなりません。
限られているというかほぼないと言った方がしっくりきます。


それを改めて確認した今回のライティング作業。
ネット上の情報との関わり方や認識の在り方が
子どもたちへのアプローチに直結していると自覚しています。


無批判や無遠慮、身勝手や下品に引用すれば
その態度が子どもたちへのアプローチに瞬間的に反映されると確信しています。
気をつけなければ。
弱腰、日和見になるつもりは毛頭ありませんが、
自分のネット上におけるアクションの実態を1人分きちんと認識しつつ、
これからの情報発信に努めていきたいと思います。


(今回は特に)私の不味いテキストはともかく引用した文章をぜひお楽しみください。
繰り返しますがこのグレードのテキストを紹介しない訳にはいきません。
それでは次回まで。
文責:京都市北野白梅町・衣笠わら天神の個別指導専門塾 育星舎『個別α北野・衣笠』塾長 池田真一 is101309.gif





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