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 京都の公立高校新選抜制度を追う pt.4

公立高入試 制度改革 6割が支持 京都市教委 意見公募


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 『京都市教育委員会は6日、京都市・乙訓地域の公立高入試の新制度案について11月末まで行ったパブリックコメント(意見公募)の結果を明らかにした。総合選抜から単独選抜への切り替えなどの制度改革に約6割の支持があったといい、専門学科が参加する前期選抜の定員割合に関心が高い一方で、学校間格差の拡大を懸念する声も寄せられた。

 京都府、同市の両教委が実施し、計452件だった。賛成など数字は両教委で調整して公表するが、市教委によると、新制度案への賛成や期待は全体の約3割。南北通学圏の統合など個別制度のみに賛成を表明したものを含め、約6割が支持だったという。新制度案への明確な反対は約1割で、そのほかは個別制度への反対だった。

 総合選抜から単独選抜への切り替えには「頑張れば希望する高校に入学でき、子どものやる気が増す」「(不合格となっても)自分の力や適性のためならば、(総合選抜での)住所のせいより納得できる」といった意見が寄せられた。

 単独選抜で志望校が偏る恐れについては、願書受け付け初日の受理数を発表するなど他府県の事例を念頭に、選択の指標を示すべきとの提案もあった。

 このほか、専門学科は募集定員の100%を上限とできる前期選抜の総定員について関心が高く、関連する意見は2割を超えた。

 制度案への反対意見は「人気校、不人気校という格差が序列化につながりかねない」などだった。

■洛陽・伏見2工業高統合案 賛成意見多数占める

 洛陽工業高(京都市南区)、伏見工業高(伏見区)の市立工業高2校を統合すべきなどとする有識者委員会の中間まとめについて、市教育委員会は6日、パブリックコメントの結果を公表した。意見総数は138件で、うち29件が賛成を表明し、反対は4件だった。

 中間まとめは、生徒数の減少や施設の老朽化などを理由に、2校を統合して工業の教育効果を高めるべきと提言した。

 賛成意見は「1校とすることは現実的。新しい施設や先端技術、優秀な指導者を入れてほしい」などと、統合を機に新しい時代に求められる工業高校への発展を求める声が多かった。反対意見は「両校の違いを出し、特色化で、広範囲の『ものづくり』に対応すべき」などだった。

 また、中間まとめで四年制大学進学のニーズへの対応を「市立高全体で検討すべき」としている点を支持する意見もあった。有識者委は今月中旬に最終会合を開いたうえで、年内に市教委へ提言する。』
※京都新聞12/6付より転載しています。文字装飾は育星舎個別アルファ北野・衣笠による。URLはhttp://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20121206000128

                                  ***

京都市・乙訓地域公立高等学校の新しい教育制度(案)に係る意見募集の結果について 市教委HPより(PDF形式のファイルです)


拙速な決定、不透明な経過経緯等々の表現にて批判をするのは容易です。
遠方への通学困難者、学校の序列化、地元乖離(ドーナツ化)、その他思いつくのは何であれ、
不安を挙げていけば目の前は暗くなります。


しかし現行制度に問題点があるのは明々白々
(具体的に言及すれば総合選抜はいろんな意味で破綻している≒役目を終えたと思いません?)。
6割という数字以上に腑に落ちない部分を抱えた方は多いと思います。


もちろん先日のブログでも明かしたように
すべての砂の粒(every gain of sand)までに意識を向ければ改革が行われる/行われた際に
少なくない負荷が何かしらかにのしかかることもイメージできます。


例えば地元の学校に通えない、遠方の学校に通わざるをえない、学校施設の格差が拡大するなど。
これまた挙げればキリがありませんが。


そしてこれらを一番気にかけていらっしゃるのが中学校の先生方でしょう。
その誠意あるお心には頭が下がる思いです。
これをして拙速な決定というご判断には納得できます。


しかし(と言わざるを得ない面がやはりあります)、
現行制度が提示できる未来は新制度(たとえば単独制度)より明るいでしょうか。
これから就学児童を抱える若い親世代にとって歓迎すべき制度は単純にどちらでしょうか。


グローバル人材、課題解決力、という文言が躍るこれからの子どもたちが生きる社会、
(好むと好まざるとにかかわらず)生きていく世界、
住所地による振り分けが行われる総合選抜はやはりタイミングを逸しています。
さらに言えば学習意欲、学習動機、学習目的を奪っています。


我々は砂粒のひとつひとつまでをも見つめなければならないでしょうが、
何よりもまず子どもたちがより頑張る制度、努力が尊重され前が向ける制度、
個人の意思は多様であると受け止める制度であることが大事なはず。


その中で細やかなセーフティネットを模索していくべきです。
そのために数多の有識者がいらっしゃるのですから。


私の個人的な見解は稚拙に過ぎると思います。
教育に携わる方でご意見を頂戴できれば幸いです。
いわゆる新制度被害者の程度を私は見誤っているかもしれません。
できればご批判の、ご教示のご意見を賜ることができれば
私の教室の子どもたちをさらに前を向かせることができるのでありがたい限りです。


新制度について考える際、
私はそれが孕むある種の致命的な欠陥をオミットしているのかもしれません。
そのことを考えると不安に駆られます。


定期テストが終わり、冬期講習、そして受験、新年度を迎える声が聞こえてきます。
それでは次回まで。
文責:京都市北野白梅町・衣笠わら天神の個別指導専門塾 育星舎『個別α北野・衣笠』塾長 池田真一 is101309.gif





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