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速報!!25年度京都公立一般入試 国語精解

平成25年度 京都府公立高等学校入学者選抜学力検査
検査1


【国語】 問題PDF形式で開きます


例年通り入試精解の季節がやってきました。
問題を解くのはほとんど趣味の領域ですが、
ここでも繰り返しているように打ち出し作業(キーボード作業)が億劫で億劫で(笑)。


パソコン音痴には苦行ではあるのですが、
子どもたちが今日迎えた精神の戦いを考えるとそんな甘いことは言えません。
つたない文章(私の能力+このブログサーヴィスの表記能力)ではありますが、
ひとつずつアップしていきます。


さて、毎年のごとく冒頭の言葉をこの場で書きますと(ようは引用)、


いつものごとく初っ端の科目。
ここでいかに気持ちを前に向けさせられるか。
ようは緊張感を自身の集中力に昇華させ、その心の張りように心地よさを導けるか。
ま、心地よさは外野の思惑ですね。
当の本人たちは不安だらけ。
落ち着いて深呼吸。『できる!』と心の中でつぶやこう。


さてさっそく(いつものごとく?)昨々年のテキストをそのまま引用。

>形式は長文2題です。
>特徴として、
>本題の末尾に
>討論型の設問が付されている点。
>流行りと言えばそれまででしょうが…。

>ちなみに
>いわゆる文脈とは関係のない(と言っても差し支えない)
>どちらかと言えば純粋な文法問題。
>数学で言えば冒頭の計算問題。

>割合を算出してみますと
>40点満点中15点(※昨々年度)。
>おおよそ4割。

>模試の偏差値を登場させる必要もありませんね。
>ここで落とすということは
>受験勉強の根幹を揺るがす大事件ですので、
>受験生予備軍たちは肝に銘じておくように。

>国語を解く力は
>センスや生まれもってのなんちゃらでは決してなく、
>例外なく
>練習量や経験値がリフトアップしてくれる学問です。

>国語のテスト対策を軽んじている生徒や、
>勉強の仕方が分からないとばかり(本当にそればっかり!)こぼす生徒たちこそ、
>学校の授業を『聞いてろ!!』と思います。
>数学の計算解法を聞いている時の真剣さでもって
>学校の国語授業に臨めば、
>きっと国語という科目に対するアプローチが洗練されていきます。

>文法で4割。
>計算で4割。
>この数字をどのように受け止めるかは、
>生徒のみならず
>私のように彼を引っ張っていく立場にある人間の大きな仕事。
>我々の言動が(何であれ)遠因の一つになることを理解しています。

とまあ、しつこいくらいの書き方ですね。
何が言いたいかは文法事項や漢字・語句を含め
いわゆる知識系の問題が(だいたい)4割もあるっちゅうことです。

そこの確認。再確認。






それではさっそく大問1


『泊洦(ささなみ)筆話』という(例のごとく不勉強な私はまったくもって知らない笑)随筆から。
まあ、ネットでパパッと調べますと
江戸中後期の国学者で歌人の清水浜臣という方による随筆だとか。


池田式歴史学習で言えばざっと200年前のお話。
賀茂真淵(やっと知った名前!)一門の歌を編集とありますので、視野の広い方だったのでしょうね。
ちなみに2008年の神奈川県の公立高校入試で出題されたようです。
フムフム。


では、さっそく。
まったくもっての初耳な生徒ばかりでしょうから確かにギョッとしてしまいますが、
落ちついて文章を読めば、まあ戦える。
これは過去問を繰り返し取り組んだ生徒なら分かるでしょう。
読めないとはなから決め込むんじゃなくて、ともあれグッと睨みつける。
これが古文撃退法のまず小さな第一歩。


話の中身は冒頭にある通り、歌(和歌短歌)のお師匠さんの言葉をそのまま書いたもの。
子どもたちの中にはお茶を習っている子もいますので、
点前の所作をお師匠さんから教わっている風情、と言えば分かりよくなるでしょうか。


ビギナーズラックで歌が出てくることもあるけどな、そんな浅いもんやない(関西弁がしっくりきます)。
やり続ければそうするほど迷うもんや。せやけどな、それこそ歌が上手になる関所やで。
そこを何とか越えてやな、うまなっていくもんや。分かるか?分からんやろなぁ~。


てな感じ。


思いっきり意訳ですので、私の主観で書いています。
不足や無理解があればご教示ください。
子どもたちに分かりやすく書くことを心掛けたので、一部首を傾げるような記述があるかもですが、
その辺はご容赦ください。というか、専門書をご覧ください。

さてさて、さっそく設問。
※解答【×】の横は、知:文法などの知識問題。読:読解問題を指します。参考までに。

解答【1】知
歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに。サービス問題ですね。定食についてくるデザート(毎年言ってる)。
(1)ひ→い。を→お。いい出でらるるおり。何のことはない。

解答【2】読
「うわべ」とあります。うわべだけの返事、うわべをつくろう、だとか言いますね。
よってその対になるような言葉をまずは思い浮かべると、本当とか真実とか中身とかになりますよね。
また、うわべ~出で来る、とありますから、~出で来る、という文章をあわせて探せば…、
前者は『誠』に当たります。ま、ここで王手ですね。誠に出で来る、が正解。

解答【3】読(知含む)
直前に、そんな時(さる時)は才能の無さを嘆いて云々とあります。
「そんな」が何を指すか。どんな時か。
一日思ひ凝りても、ふつに出て来ぬをりもあるものなり。ようは一日考えても出てきまへん、ということ。
また、
『~じ』『~まじ』という打消し推量(意志)の助動詞にも気が付きたいです。
『~ないだろう』『~まい』というやつですね。
よっていちばん相応しいのは、才能の無さを嘆きつつ、今は詠まんとこ、と。ですね。

解答【4】読
これも直前に注目です。
こうまでしても出てこんもんかと嘆いてしまう、とあります。
そして後述に、それこそ歌が上達する関所や、と。その「それこそ」が問題の肝なので、
集中して考えても詠むことはできない、というが最も相応しいですね。

以下、毎年恒例の話し合い、ディベート、意見発表からの設問。

解答【5】読
ミスを犯すパタンとして、Aであれば最初の空欄しか見ない、というところでしょうか。
Aがある空欄を全部見渡すと自ずと正解が見えてきます。
すべての空欄の後には、「越える」「さしかかる」「行きあたる」とあります。
もちろん最初の「越える」で『関』だ!と来るのが理想ですが、本文読解を諦めている生徒には酷。
よって辛抱強く全部見ましょう。越えるもの、さしかかるもの、いきあたるもの、全部場所ですね。
よって歌の上達すべき関、だと。

Bはイと間違えた早とちりな生徒続出でしょうね(私も…)。
本文後半、たゆみなく此の関を越ゆれば、又口ほごれて、詠みよくなるものなり、とあります。
ようはよく詠めるようになるということなので、Bの段階でイは不適当。正解は

解答【6】読
Cは、(  )は1年に何度か関所にさしかかる、とあるので、まず人間だと(笑)断定できる。
そしてその後に懸命に向き合っている、とあるので、
文章中の朝夕歌に心をゆだね詠む人だと分かる。

Dは、これもアと勘違いした生徒がいるかもしれません。
ただ、やはり直前より、『向き合っているからこそ』思っている通りになる(ア)はちょっとおかしい。
Dの後の文章も参考にできますね。
懸命に向き合っているからこそ『関』に行き当たるとあります。よって正解は


フムフムの大問2


只木良也さんという方の文章。
開き直るつもりはありませんが、もちろん私は知りません(!)。
ここでもネットに頼ります(苦笑)。

公式HP『森林雑学研究室』

本文は『ヒトと森林』とありますが、副題として『森林の環境調節作用』とあります。
1982年共立出版刊行、吉良竜夫さんとの共編著とあります。
よって本文は只木さんのテキスト部分抜粋というところでしょうか。


ファーストパラグラフを読むと、『面白い!』と思いますが、
これももちろん子どもたちにとっては単なる「ゲェ~」となるようなテキストなんでしょう(笑)。
この手の文章、例えばアカマツの300年何ちゃらの件にはめまいを覚えます。
毎年のことながら、年長者には興味深いであろう文章の選定ですね。


ここ数年、世界の中の日本像というテキスト、どちらかと言うと比較文化論的なものが続いていましたが、
今年は毛色が変わりました。
都市と森林との段落になると日本の『公園の父』と言われる本多静六の文章も思い出しました。
多数の子どもたちにとっては容易ではない内容だったと思います。


それでは引き続き、さっそく設問。
※解答【×】の横は、知:文法などの知識問題。読:読解問題を指します。参考までに。

解答【7】知
衰退の熟語構成。『衰える』、『退く』という意味の言葉で構成されているので、ですね。
(カ)は『顔を洗う』なのでエ、(キ)は『探す』『求める』なのでウ、
(ク)は『多い数』なのでア、(ケ)は『雷が鳴る』なのでイ、よって正解は

解答【8】読(知含む)
接続語はとりもなおさず前後の文章精読ですね。
①は、アカマツという具体的な樹木が初出ですので、ここで推理が働きますね。
また、前の文章で衰退に言及し、後ろでも同様のことを言っているので逆接はないと断定。
②は、~自然のままでは300年くらいまでが美しい(≒限界がある)、という文と、
風致の維持のためには(→人為も必要である)~、とあるので、『よって』で結ぶのが好ましい。
よって正解は

解答【9】読
空欄の後の『~によって最高の風致が産み出されることもある』という部分に注目します。
これを本文にフィードバックしますと、4段落の最初の分にあります。
これに該当するであろう箇所が複数あるため、このやり方が相応しいのではと思います。
よって正解は自然に人手を適度に加えること

解答【10】知
りなす。自然と人とがおりなす、とあるので、
『織る』というイメージを持ってきたいですね。

解答【11】知
『たとえ~しても』という陳述(呼応)の副詞ですね。
Ⅰ群の(ア)は程度を表す言葉(この場合は副詞)。(イ)はまさしく陳述・呼応の副詞。
(ウ)は様子を表す言葉(この場合は副詞)。(エ)は連体詞ですね。
よって正解は

Ⅱ群は、(カ)がⅠ群の(ウ)、(キ)が(ア)、(ク)が(イ)、(ケ)が(エ)、よって

解答【12】読
今回の設問で最も意義深い(と個人的には思う)問題。
まずは『窓』というものを考えてみましょう。
私的に『窓』というものは、
こちら側とあちら側を行き来する、つなげるフィルター、あるいは境界線というイメージがあります。

(ア)は、『脅威』とあるので明らかに×、
(イ)は、本来の自然とつながっている、というところでまずは保留。
(ウ)は、大自然と都市との境界が明確、とあるので、これも保留。
(エ)は、大自然と都市との適度な距離、とありますが、窓の比喩としては不適当。

(イ)と(ウ)ですが、『大自然に向って開かれた窓』という比喩から、
都市生活においても大自然の片鱗を見、大自然を偲ぶとありますので、が適当ですね。

解答【13】知
まず要注意なのが、分類と『同じ』という設問ではなく、分類と『異なる』選択をしなければなりません。

さて、『ない』で考えるのは、助動詞、形容詞、形容詞の一部、といったところでしょうか。
本文の『ない』は『できる+ない』の『ない』ですので、否定の助動詞ですね。
(ア)は、惜しむ+ない
(イ)は、降る+ない
(ウ)は、建物は『ない』とあります。
(エ)は、負ける+ない
勝負ありですね。正解は

解答【14】読
『たとえば』ではじまる、というのもミソですね。
また、目や耳に捉えられるだけでなく、その持つ意味や心に訴えるものを感じて、という部分にも感応。
そして最後の『~美がこれである』の『これ』が差す内容を考えなくてはなりません。
この『これ』は精神的な感覚について言及しています。
さらに、〈1〉〈2〉〈3〉のいずれもが11段落の冒頭に収斂されています。
よって肉体的感覚による美の発露を全段落で記述したので、
精神的感覚による美の発露を説明している設問の一文は〈4〉に入るのが最もふさわしいとなる。

解答【15】読
『そこ』は何を指すか。何かと言うと精神的な美の在りかだと。
精神的な美『も』そこにある、とあります。
場所、と書けば直截的に過ぎるかもしれませんが、
直前に『森林は五感すべてに対する美を持つ』とあります。よって森林(分かりづらいか…)。

解答【16】知
いとなみ。これは…ラッキー…だよね?

解答【17】読
同じ段落に『古来』『時間』『太古』とあります。
かつ、『~も』というところも注目ですね。正解は

解答【18】読
今年の内容一致は比較的容易だったのではないでしょうか。
(イ)は、都市に残されている自然、という部分が×。
(ウ)は、負担というところが×。
(エ)は、個人というところが×。
(オ)は、人間の手で、というところが×。
よって適当なのは

解答【19】読
Xは、直前の『樹木や森林と結びついている』というところが論拠となるでしょうか。
歴史云々でその箇所をテキストで検めますと(もちろん名詞で)、
自ずと浮かび上がってくるのですが、これは説明が苦しいか。歴史的事実や伝説

Yは、森林を(  )から切り離すとありますが、
会話の流れが『身の回りの自然』とありますので
(ア)か(エ)に限定できるとは思いますが、
後述に住民それぞれと自然という表現もありますのでより相応しいのはだと。

解答【20】知
毎年のようですが、私にとってはこれはサーヴィスという枠を超えた、
人間の性格というものをある方向に矯正しうる問題なのではないかと勘繰ってしまいます(笑)。
まあ、ここは自分の性質というものを脇に置いて、優等生で答えましょう。

ただし、落とし穴は、『適当でないもの』を選択しなければなりません。ここを要注意。解説は割愛。





毎年のごとく、『文法問題:読解問題』とで分析してみますと


(今年は)7:13


得点的には14点:26点 ※京都公立一般入試は40点満点です。


以下、昨々年のテキストを引用しますと、

ということは
>やっぱり文法問題(ようは知っておけば解ける問題)で4割弱。
>これをどのように扱うかですよね。
>文法は苦手だから…では片付けられませんね。
>冒頭に昨年のブログ文章を引っ張ってきていますが、
>数学の計算同様
>これを絶対に落とさないとプレッシャーを感じて取り組むことです。


>1点に数十人、否、数百人、否、数千人いると思え、ってところ。
>文法捨てた!というせりふを聞くたびに
>無責任な人間だなと思いますし、そのことを伝えています。


>これは落とせませんよ!!


というところです。これは何年経とうが変わりません。
とまれ第一弾の国語は終了(これがいちばん大変なんだ)。
安堵の息を漏らす暇もなく、次の科目に移ります。
キーボード操作がネックですが…(笑)。


それでは次回まで。
文責:京都市北野白梅町・衣笠わら天神の個別指導塾 育星舎『個別α北野・衣笠』池田真一 is101309.gif

2/272/282/292/302/313/13/2

日曜
開講
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通常
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通常
授業
通常
授業

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授業
3/33/4353/63/73/83/9

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開講
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調整
休講
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休講
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通常
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春期
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開始

高校
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