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定期テスト終了後によくある授業 ~キャリア教育

二字熟語の問題で、
『一様』の対義語は『多様』、といった問題があったかどうだか知りませんが、
いわゆるキャリア教育の善性や可能性に見出す部分がありつつも、
私はどちらかというとその虚ろさに眉をしかめていた部類です。


とは言えもちろんその効果や成果は確実に積み重ねられていると思います。
が、やはり
キャリア教育につきまとう『多様性を唱えつつも(授業の)定めるゴールは実は画一性?』的な匂い。
この違和感を容易に消し去ることができません。


と、そんなタイミングに以下のテキスト。
いわゆる男性誌における掲載をニューストピックスにて見つけましたので、
いつものようなリンクは避けておきます。
本文をご一読ください。


キャリア教育が若者の足かせに


                                 ***

 『法政大学キャリアデザイン学部の児美川(こみかわ)孝一郎教授の『キャリア教育のウソ』(ちくまプリマー新書)がこのほど発売された。2000年代初頭から中学校、高校、大学などで急速に広まった、将来の職業を見据えたキャリア教育のあり方に疑問を呈した内容である。正社員になれればOKとあおる風潮、「中高生にキャリアプランなんて立てられるのか」「やりたいこと至上主義のワナとは」など、常識に振り回されずに自らの進路を選択する方法が書かれている。児美川教授に聞いた。

 --キャリア教育の現状に批判的だ

 「すでにキャリア教育は10年経過している。子供たちが自分たちの受けたキャリア教育を対象化(客観視)できる時期だ。だが、中学での職場体験ぐらいしか印象に残っていない。小さい頃から『あなたの将来の夢を決めなさい』といわれてきて、苦痛。しかも今の労働市場に何とかはまらないといけない。ひょっとしたら、キャリア教育は若者の足かせになっているのではないか」

 --ただ、全否定はしていない

 「『皆さんの受けてきた教育は良い面もあったけど、そうではない面もあったよね』と、読者に考える材料を提示したい。それは、若者のキャリア教育を支援してきた側にも伝えたいことだ。『どうやったら正社員になれるか』『フリーターはダメだ』という教育は、日本の社会の雇用の構造変化に対応していないそれが分かっていない先生も多いのではないか。キャリア教育は、今までのままで良いのか、今までやってきたことを再検証する必要があるのではないか。それをみんなで考えてほしい」

 --若い人に対してメッセージを

 「皆さんが受けてきたキャリア教育はどうだったのか。『おかしいぞ、怪しいぞ』と思った部分はないか。これだけキャリア教育が浸透した中で、そのあり方をもう一度考えてみたい、物申したいと思って書いたのでそれが伝わるとよい。ただの優れた実践例の紹介本にはしたくなかった。報告書は良いことしか書いていないし、他校の事例は条件が違う。若い人に、『これが働き方の正解だ』ではない、多様な生き方があることを知ってほしいし、支援したい」

 ■山内太地(やまうち・たいじ)1978年岐阜県出身。大学研究家。東洋大社会学部卒。国内の4年制大学783校(2012年度現在)をすべて訪問、取材。『時間と学費をムダにしない大学選び最辛ガイド2014』(中央公論新社)など著書多数。ツイッター@yamauchitaiji』
※産経新聞社グループ媒体7/2付より転載しています。http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130702/dms1307020711002-n1.htm

                                 ***

もちろん何ちゃらリテラシーの類を経験したかそうでないかの差異は小さくないと思います。
最近の中高ではいわゆる『ケータイ・スマホ事情』を学ぶイベントが多くあることでしょうね。
そういった機会を捕まえて(というか『やらされて』)きちんと学んだことで
新しいし視座というか、もしかすると罪悪の感覚の顕在化の誘因となりえるはずです。


他方、上掲テキストにおける危惧もよく理解できます(というか想像できます)。
多様性を謳いながら何とか枠に嵌めようとする指導なんかも容易に想像できます(笑)。
ニートや引きこもり=悪、なんて構図が口からダダ漏れしてそう。


あくまで勝手な想像です(笑)。
私の方こそ危険な思想ですね。
実際の現場が決してそうでないことを祈るばかりです。


ただ、だからと言って無批判に(いわゆる)多様性に理解を示す訳にはいきません。
しかるべき多様性と、そうでない多様性、と書けば変な日本語でしょうが、
ある種の社会構造の産物であろうと
好ましくない形に相応な名称を付加してそこに価値を備え付けることは時に危険だと思います。


と、ああでもない、こうでもない、というお話を続けても詮無しことですので、
上掲テキストの中身も結局のところ多様性の一形態に過ぎないんですよね。
確かな、強固な価値や盤石の着地点がある社会を渇望するのか、
もっとソフトな、より個人に根差した価値を上位とする社会を渇望するのか。
そもそもその価値をどのように定義するのか覚束ない訳ですが…。


とまれそれらを子どもたちにばかり求めるのではなく、
我々子どもたちを取り巻く大人が考えなければならないことだと自戒を込めつつ。
キャリア教育のある部分は良いところだと思います。
しかしそれらすべてをそのまま受け入れることに『待った』という態度、というお話。


…それでは次回まで。
文責:京都市北野白梅町・衣笠わら天神の個別指導塾
育星舎『個別アルファ北野・個別アルファ衣笠』池田真一 is101309.gif
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