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テスト前のご家族の姿



「センセ、明日家族でご飯食べに行くから塾来れへんから」


という声を聞き、
これまで私の教室運営を支えてきてもらった
いくつかのご家族の姿を瞬間的に思い出しました。


もちろん習い事やご家族の在り方、ご家族の労働の在り方が一様ではないため、
こちらの方針や思いに賛同こそすれそれが叶えられないケースも承知しています。
お詫びのご連絡をいただくたび、
こちらの工夫もさらに提示していかねばと反省させられる毎回です。


さて、先に記したいくつかのご家族の姿、
やはり子どもたちには知っておいてもらいたいことですので、
この場をお借りしていくつか紹介したいと思います。


【ケース1】
私の指導経験上いちばん遠くの地域(たしか車で小1時間)から来塾してくれた生徒、
のお話ではなく(笑)、
そのご親族が関東方面からこちらに引っ越してこられ、
そして幸いにも当教室の門をコンコンと叩かれたことがありました。


成績が悪くはないけれども、飛び抜けて良い訳でもない。
指導も始まり、入塾後2回目くらいの定期テストの時期となりました。
そんな折、お母さんからひと言、


「テスト期間中、家族みんなで話し合って、
家族全員のテレビ視聴を必要最低限にすることにしました」。


まだスマホやタブレットのない時代、
ニュース等の情報はやはりテレビが主要メディアでしたね。
さておき、
お母さんは続けられます。


「子どもにテスト前の『いつもとは違うんだよ』を伝えるために、
そういうムードを私たちが作らなければいけないと思いました」。


私は子どもたちに『テスト前は非日常である』と伝えています。
もちろん毎日の取り組みの延長線上にテストがあるのですが、
それを体現したりイメージできるような生徒は塾に来ません(苦笑)。


非日常であるということを理解してもらい、
普段なら決してしない行動(例:日曜特訓、早朝特訓、自主学習、ゲーム禁止等)も、
場合によっては歯を食いしばって実行に移さねばなりません。


そういった言葉を年長者はさも当然のように口から発するのに、
家に帰れば家族がいつものように過ごしていてはダメだ、とお母さんはお考えになりました。
いまは臨戦態勢、言葉は不適当ですが有事にある、とそんなところでしょうか。


私はこれに賛同します。
もちろん過剰な犠牲や家族のバランスを崩しかねない制限には遠慮を感じますが、
テスト期間、やっぱり非日常の雰囲気づくりをご家族にも目指してほしいです。


『テレビ』は単なるひとつの分かりやすいサンプルです。
英語がお得意なお父さんなら、
教科書音読をつきあっていただくとか(これで結構状況が分かりますよ)、
スマホ/ケータイの使用を制限(あるいは禁止)するとか、何だっていいと思います。


あ、テスト期間が来たな、
と子どもが肌で感じるようになることがこのケースにおける優先事項です。
そこでちょっと空気が変わる/変える。キュッと唇を結ぶ。前方を睨む。


【ケース2】
ご家族のお仕事柄、
たまたまテスト前にご家族の数少ない貴重な休暇が重なることもあります。
以前はやはりご家族で外出をされることが常でした。
テスト当日に外食やお買い物をなさることもあり、
テストへの追い込みが不十分になっていました。


ある時のご面談にて
「センセのご指摘を家族で話し合いました」とお母さんが切り出されました。


「やらなければいけない時に私事を優先していましたね。
子どもにもそういった態度を意識しなくとも示していたと思います。
事情があるから。仕方ないから。そんな態度だったかと思います。


そのくせテストの結果や成績には文句を言う。
毎日の生活態度に文句を言って、やる気がないことにきつく叱る。
なのにテスト前は親の都合で外に連れまわす。
そういったことを家族で、そして主人と話し合いました」


労働形態の多様化、あるいは自営業の皆様、
お子さんとの触れ合いの時間が思うように確保できないことをお察しします。
不幸にも独身者の多いこの業界はそういった事情を軽く考える風潮があります。
家族活動が社会の資本となる貴重な社会活動であることを理解していない者もいるでしょう。


ご家族で向き合っていただき、
テスト前の過ごし方を再考していただくケースはこれまでもいくつかありました。
そのすべてが好転したとは言いませんが、
テスト前の在り方、子どもたちにとっての非日常性をお話していただくことで、
それでも嬉しいご報告に接することができたことは私の財産です。


テスト前の家族の在り方、
どうぞ改めてお考えください。
その支えとなれるよう、私の在り方も再考したいと考えています。


それでは次回まで。
text by:京都市北野白梅町の集団&個別のハイブリッド型学習塾
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