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使いやすいテキスト、使いにくいテキスト



秋以降の転塾生徒に関しては、
『塾への不信』というものを少しでも払拭していただくためにも、
教材の購入を控えるケースが多いです。
実際、ほとんどのケースで購入はしない案内をしています。


もちろん授業に支障がきたすのでは本末転倒ですが、
手許にどっさりと手つかずで残った教材の山を前にすると(まあ、大体こんな感じです)、
個別指導をお求めになった以上、
私たちの対応力や工夫を示したい欲求にかられるのが実のところ本音(苦笑)。


転塾に関しては私どももその検討の俎上に常に載せられる存在ですので大きなことは言えませんが、
とにかく大手転塾組の教材は『使いにくい!』(苦笑)。
こんなところで愚痴をこぼしても始まりませんが、
まあ、教材選定というものにどの程度心を砕いているのか余計なお世話ですが心配してしまいます。


それら教材の利点をひとつ申せば、
学生のアルバイト講師が入った初日から何とか授業ができる形態/形式のものがほとんどですので、
授業の体はまあ整うか、と独りポツリとこぼす毎回です(苦笑)。


例えば英数教材において具体的に指摘しますと、
①左ページに一般的な解説がドンと載り、②右ページに虫食いの語句を書きます。
そして③次ページには類題があり、④その次ページはいきなりの発展問題。
まあ、多くの大手学習塾が好んで採り入れている教材の典型パタンでしょうか。


これの何が私に合わないのかと言いますと、
①単元の最初のページの一般的な解説がまず使い物にならない。
②(英数教材において)虫食い系を基本の取り組みの軸に置くと、子どもたちの理解したい欲求を殺す。
③基本演習、類題ページに問題が詰め込まれているので、多くの子どもはそれだけでギヴアップする。
④何よりもそしていきなりの実践問題・発展問題の類。
もちろん教材などは使いようによってはどうとでもなりますので、
これをもってしてこれら教材=ダメ教材≒ダメ塾、なんて乱暴なことは書きませんが、


聴取で得られた感覚に従うのであれば、
これら教材を授業の中心に置いているのがほとんど。
よって基本の認識不足、そして何よりもまず練習不足、という悪循環を招いているようです。


繰り返しますが、だからと言って自塾がマイティなんて言いませんし(汗)、
自分のやり方こそすべて!だなんて井の中の蛙を演じるつもりもありません。
ただ、やはり教材の中身でその塾の在り方やアティトュードは透けるよなぁ~、と思った次第。


上記に紹介した教材を使う塾は、やはり学生講師中心の運営なんだろうし、
(卒塾生を中心に)学生講師とともに盛り上げている私どもであれば、
私が使う教材と彼らが使う教材に基本的に差はありません。
頑張って使いこなしてもらいますし、それらが使えなければ活躍の場は制限されてしまいます。


また、上に書いた『一般的な解説が使い物にならない』という乱暴な物言いを説明すれば、
あそこに書かれているような内容や程度は、やはり学力上位者向けです。
素養なり共通言語、学習の際の接続意識が乏しい子どもたちにとっては、
残念ながらフレンドリーな書かれ方ではありません。


もちろん端的にシンプルにぜい肉をそぎ落とした形式ではあります。
が、その在り方が、往々にして子どもたちにとって異教の経典のように映ることもまた事実。
さらに、個人的な物言いを続ければ、
あの解説ではやっぱり分かりづらい(苦笑)。
鈍いとは言え私がそう感じるのだから、学生講師の皆さんもなぞっているだけのような気がします…。


あれにストーリーなり必要不可欠な肉をつけられる技能や展望のある人間は別です。
ただ、ちょっと前まで高校生だった学生講師の多くが、
年齢の近い子どもたちのマインドに寄り添えるアドヴァンテージを除けば、
解説なぞり系を強いる教材を使いこなせるなんてまさか思えません。


転塾生がチラホラと顔を見せる秋から冬にかけて、
他塾の教材は私にとって自らを顧みる貴重なアイテム群。
大手を転々としてきた生徒は文字通り白紙の教材を抱えています。
毎回のように、そいつをどのようにアレンジするか汗をかく私。


もちろん個別指導だからこそできるチャレンジですし、
結局のところ授業全体に支障をきたす場合は私どもの教材を購入願いますが、
それらを多少なりとも使いこなせて初めて、
子どもたちに自分の学習の在り方を見つめ直す機会を提供できるのではと思うところもあります。


とまれ教材が何であれ教室の規模がどうであれ、
目の前の子どもたちの学習を何とか支えたい、
あるいは立て直したいと思う心に大手塾も中小塾もないでしょう。
他塾の悪口を聞かされることって気持ちの良いものでは決してありません。


その風景の主人公が私だったら…なんて想像したら足が震えます(苦笑)。
それでは次回まで。
text by:京都市北野白梅町の集団&個別のハイブリッド型学習塾
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