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子どもが本を読まないのは親のせい?

これは皆さんにとって、
我々にとって、
子どもたちにとって、
大きな大きなイシュー。


ちょっとばかり長いですが、
よろしければぜひご一読ください。


本好きの子どもにするには 本のある環境づくりを


                                 ***

 『読書の秋である。漫画にテレビに携帯ゲーム、現代っ子の周りには魅惑的な品々があふれているが、別世界での冒険にハラハラドキドキしたり、怪談話にヒヤッとしたり、想像力次第でいろんな楽しみを味わえる読書をしないのはもったいない。折しも今年は国民読書年。子どもを本好きにする方法を考えた。

 ◇国語教育、感想文が逆効果
 ◇電子化進めば愛着薄れる?

 「子どもを本好きにするのに大切なのは、本のある環境づくり。そして本を読む環境づくりです」。財団法人「出版文化産業振興財団(JPIC)」事務局長の中泉淳さんは言う。「家に本棚がありますか。子どもが本を読もうと思っても、すぐ手に取れるところに本がなければ読めません。親がテレビばかりみていて本を読まなければ、子どもが本好きになるわけがない」

 実は、本好きな子どもは増えている。毎日新聞が全国学校図書館協議会の協力を得てまとめた昨年度の「学校読書調査」では、本を読むことが「大好き」「どちらかといえば好き」と答えたのは小学生で82%、中学生で76%。同じ質問を01年にした時より、いずれも増えている。

 JPICでもさまざまな読書推進活動を行っている。その一つが読書アドバイザー養成講座。読み聞かせや読書会の方法、歴史、印刷や製本など、さまざまな角度から本や出版について学び、本の魅力を伝えてもらう人を生み出そうという活動だ。

 中泉さんに「子どもに本を好きになってもらおうと頑張っている書店がある」と教えてもらい、向かったのは長野県松本市。
 JR松本駅から車で約7分。住宅が建ち並ぶ一角に、児童書・絵本専門書店「ちいさいおうち」はある。今年で開店30年。約25坪の店内には、絵本や児童書が1万冊以上。店の奥には、子どもがおもちゃで遊べるスペースもある。

 JPICの読書アドバイザーの資格を持つ店長の越高一夫さん(59)は「いい本に出合ってもらうため」に「ブッククラブ」を発足した。ブッククラブは、子どもの年齢に合わせ、越高さんがおすすめの本を月1冊ずつ届けるシステムだ。0、1歳コースから小学校高学年、大人の絵本まで全13コース。3歳コースには「三びきのやぎのがらがらどん」や「ぐりとぐら」などが並び、高学年では「バッテリー」や「モモ」が入る。ロングセラーの名作が多い。

 越高さんは「絵本から、字の多い本に移行する10歳前後が、本好きになるかどうかの一つのポイント」と考えている。音読がきちんとできない子は、字を記号としてしかとらえず、一人で言葉の意味を理解しながら読み進められないため、読書から遠ざかるという。「音読ができないなあと思ったら、親が子どもと1ページずつ交代で読むようにすると、だんだん一人で読めるようになってきます」

 「国語教育が子どもを本嫌いにさせている面があるのでは」と言うのは、作家の清水義範さん。清水さんは国語教諭の資格を持っている。「国語教育の半分は道徳教育で、半分は文学教育になりがち」と清水さんは指摘する。

 「教科書の文章を見てごらんなさい。最近はやりの『いい論説』が載っています。例えば『ボランティアはいいことだ』とか『お年寄りに親切にするのは大切だ』とか。そんなものを読ませることが国語力を高めるための教育ですか」。教師は国語の教科書を通して「よい子」にしようとする。そこに子どもはうさんくささを感じて嫌になってしまうというのだ。

 また、国語教師は子どもを文学解釈に引きずり込みがちなのもいかがなものかという。「人間の心理を分析して『そのとき主人公がふともの悲しい思いをしたのはなぜか』と聞かれても、子どもは難しくて答えられませんよ。文学解釈だけが国語ではないんです。論説文も個条書き文も書けなきゃいけないし、字も読めないといけない」

 小学生の作文指導をしていた清水さん、読書感想文もよろしくないと言う。「私もよく書評を頼まれますが、他の仕事より倍ぐらい難しいし頭も使う。書評を引き受けた以上褒めなければいかん。しかも、作者が一番褒めてほしいところを褒めないと不快だと分かるから、よく読んで見抜かないといけない。そんな難しいことを小学生にやらせるなと思いますよ」

 清水さんは言う。「何を読んでもいい。漫画だって字があるし、筋がある。『名探偵コナン』を読んでいた子が『少年探偵団』を読むようになったら『少し大人向けのを読むようになったね』と褒めればいい。すべての子に同じ文学的鑑賞能力を持たせようと思っちゃいけない。漫画の『ワンピース』が好きな子なら、スティーブンソンの『宝島』を示して『こういう海賊小説があるよ、元祖はこっちなんだよ』と好きなことを入り口にすれば興味を持ちますよ。『いい本』なんてちらつかせたら、一挙に読書意欲をそぐということを、大人は知った方がいい」

 子どもに物語を提供する側はどう思っているのだろう。大ベストセラーの児童書「ズッコケ三人組」シリーズの作者、那須正幹さんに聞いた。

 「今の子どもが本を読まないという根底には、ものに触れる体験が乏しくなっていることがあるのではと思う。本を読むことはもちろん大事だが、例えばネコの本を読み聞かせするより、本物のネコを触ったり飼ったりすることの方が、本当は大切なんじゃないかという気がするね」

 広島弁で語る那須さん。話は電子書籍に及んだ。那須さんは書籍、特に教科書の電子化には大反対だ。「本はページをめくれば紙の感触が分かり、新しければインキのにおいもする。本を読むというのは、そういうすべてを含めてのこと。電子化されたら、本に対する愛着はなくなる。今は、子どもを本嫌いにするような状況になっとるよね」

 児童文学作家は嘆いてばかりはいない。「そうは言うても、僕は物書きだから、魅力的な内容を持つ物語づくりをするしかない。ゲームや漫画よりおもしろい物語を書けば、子どもは絶対にそっちに夢中になる。それが書き手の使命と思っとる。読書は効果うんぬんより、おもしろかったなあと思えただけでいいし、1ページから最後まで何時間かかるか分からないけど、その時間を人生の中で持てたということが、すごく素晴らしいことだと思う」

 読書の秋。まずは、それぞれ好きな1冊を選び、子どもと読書をしたらどうだろう。』
※毎日新聞9/27付より転載しています。文字装飾は育星舎個別アルファ北野による。URLはhttp://mainichi.jp/life/edu/news/20100927dde012100080000c.html

                                 ***

当塾育星舎のブログ『育星にっき』におきましても、
別の講師が同様のトピックを取り上げ、
なかなか読み応えのあるテキストを提出しています。
育星にっき より検索エンジンにて『読書』とお打ちください。
または、当該テキストタイトルの『お薦めの本は…?』で検索されても結構です。


潤沢な読書環境にある子どもはよく本を読む(本に手を伸ばす)≒国語が出来る、とは
ご存知のようにまったく違うところでしょう。
本を気持ち良く読むことと、国語の設問をスラスラ埋めることは似て非なる行為です。
共通している部分は『辛抱強く』というところでしょうか。


ただ、文章をじいっと読むことができれば
相応に設問にも明るくなるでしょうし、
文章が読めることで設問意図にも強気で臨めることは否定できません。


先日あるトピックにて、
入学試験などに頻出される人気作家が自分の文章により作成された入試問題に触れ、
作者意図などことごとく誤答した、というものがありました。


このことからも我々は学ぶことがありますね。


ちょっとどころではなく論点がずれているので
大幅にキュッキュッと修正すれば、


小さな子どもたちにとって、
幅広い読書環境が自宅にあれば
それは最良のことでしょうね。


では、読書習慣の有無(を決定させるもののひとつ)は親(家人)次第となりますよね。
ふうむ、それはどうだろう。


頼りないながらも私の経験をひとつ紹介差し上げれば、
私の両親は読書をしません。
だからか…、と突っ込まれると苦笑するしかありませんが(笑)、
私は私なりに読書を自分の人生(≒毎日)の楽しみのひとつとして掴んで離していません。
それ以上でもなくそれ以下でもなく、という注がつきますが
(ことさら活字中毒とか舌を滑らせる必要もないでしょう)。


とまれ、
読書との幸福な出会いが成長期においてグッドであることは容易にイメージできます。
それがいろんなこと(勉強であったり、性格形成であったり)に波及することも理解できます。
ようは学力と直結にイメージすることはよろしくない、ということでしょうか。


私の読書観(こう大袈裟に書くと、ついでに人生観と筆を滑らしてしまうが…)をひとつ開陳すると、


日本を代表する作家(もはや巨匠と言うのだろうな)の言葉(作中描写)を借りるなら、
『面白みというものは、我慢強さというフィルターをとおしてはじめて表出してくるもの』
と、相成ります。


長い物語を読むことは正直骨が折れます。
しかし、長い物語はしかるべくして長くなったのですから(観念的な表現ですが)、
それに耐えうる姿勢で対峙しなければなりません。


本日のブログはいつにもましてダラダラと取り留めなくなってしまいました。
ここまで辛抱強く読んでいただき感謝しかありません。
このトピックに関してはこれからも言葉を重ねていきます。
私自身、
読書に関して私見をだらしなくお見せしていると反省するところ大です。
人生とどのように繋げるか、ももちろん大事ですが、
学力とどのように繋げていくか、を私が考えなければならない仕事です。


はてさて、
長く長くなりました。長くなりすぎました。
一日のはじまりにお粗末さまでございます。


それでは次回まで。
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[C110] トリガー

マダム・タッソーさん

いつもコメントありがとうございます。

さて、読書。
インターネットにてこの種のワードで検索すれば、
海千山千?の物言いから

ホホ~と感心してしまうものまで、
それこそ大同小異のソースがありますね。

いやはや。どうなのでしょうか。
読書というものは
ものすごく個人的なもの(≒個人の資質に左右される)という認識もあれば、
しかるべき環境が更なる高み(読書に高い低いがあるのか!?)を導くのだろうという淡い?思いもあります。

ちょっと厚かましいと思いつつ、
読書が学力を引き上げうるとこれまた淡い思いを逞しくしています。

本を読み始めるトリガーは様々でしょうね。
私は断然ファッションから入りました(こんなこと書いていいんかい…)。

芸大に進むシックな級友が小脇に文庫本を数冊抱えていた訳です(文庫本というのがミソ)。
一発でノックアウトでしたね。
何せこっちは少年ジャンプ(I LOVE ジャンプ!)。

(絶対に読まなさそうな、そして絶対に読まなかった)
カミュとかボルヘスとかゴリオ爺さんとか、もちろんド定番のカフカとか。
当時は体系的なことなんてまったく知らなかったので、文字通り手当たり次第。

きっかけは本当に様々。
私の入り方は学習塾という手前公にしかねますが、
テレビドラマや映画の原作となると、いろんな人に紹介もできますね。

とまれ、
本を読むということがものすごく楽しくて、
ちょっとばかり恰好良くて、
毎日をほんの少しばかりリッチにしてくれるということを、
我々大人が笑顔で(教えるのではなく)示せば、

出版社主導のほんわかとしたキャンペーンは不要という訳ですね。

はてさて、
本を読めば成績も上がる!をぜひとも実践してほしいですね。
これって
(どれだけ観念的な言葉を並べても)実は本当らしい…的トピック。
楽しみです。
  • 2010-09-30 17:19
  • 育星舎個別アルファ北野
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  • 編集

[C109] ついに来ました!?

わたしも活字中毒でした。
高校生の頃、読む本がなくなると、電話帳とか何かしらの名簿とかを読んでいました。

二人の子供は、同じように読み聞かせをし、図書館・本屋に連れまわして育てました。

上の子は大の読書好き。
受験生の今も、毎日何か読んでいます。

わたしも中毒は治りましたが、活字には触れています。

それに比べて下の子は・・・
読むのはマンガがほとんど・・・

と、ここまでは以前から言っていますが、
実は下の子が、すごく本を読むようになったのです!

あるドラマにハマり、その原作を読んだのがきっかけです。

同じ作家の他の作品を読むうちに、その作家が自分と同じスポーツをしていることも知り、ますます好きになったようです。

で、とうとうその人と同じ職業(作家は副業なので)に就きたいと言いだしました。

拙い夢で、ナイーブそのものかも知れませんが、そしてまだまだ言動不一致ですが、頑張りたいそうです。

ちなみにウソみたいな話ですが、国語の成績もちょっぴりだけど上がりました。

ついに我が家の最終兵器登場か!?
  • 2010-09-28 17:27
  • マダム・タッソー
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