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国語で悩んでる! pt.1 ~ラブレター編~

国語に関するご意見やご不安を
日ごろお受けする機会が多いです。


英語や数学(算数)の力をまずは確実にしたいのが
…私の本音です。


ただ、子どもたちには
『国語が一番大事に決まっている』という風な二枚舌政策をとっている私もいます。
ただしこれは国語科をおろそかにする言動を繰り返す生徒に対してではありますが。


私自身の考えは、
国語はいちに漢字・語句能力の育成が必要だと認識しています(あくまで私)。
語彙量を基礎学力とニアリーイコールで考えています。


文章を読み解く力、というやつに対する回答として
「文章はある程度読めている!読めていないのは設問文章だ!」
と、子どもたちを鼓舞しています。


最近このように国語に関するテキストをいくつか書いてきました。
読書と国語科というテーマも私的最近の気になるトピックです。
さて、今回紹介する記事は
朝日新聞の連載企画の一本。


こういった記事を読んでいると、
ハコ(≒マニュアル)ではなくヒトだ、と考えてしまいます。
いくらまともな指導方法があったとしても
それを伝える側の『能力』に欠落があると…、
と後ろ向きな発言も漏れます。


私の幸運な経験は、
小5の時の
国語の授業の取組みでしょうか。
今でも覚えているくらいですから、その効果は言わずもがな。


今回紹介するトピックの二宮先生は『ラブレター』作戦。
私が学んだ小林先生は『なりきり』作戦。
何かになりきって書くという他愛ないものですが、
私は教室の時計になったり徒競走のゴールテープになったりと、
大いに発奮したのを今でもありありと覚えています。


今でも覚えている、という動かぬ事実に
私は驚愕してしまいます。
覚えているというか、より正確に書くと
今でも時おり思い出す、といった具合です。
これってすごいですよね?


ラブレターで文章磨く 小田原市立大窪小学校・二宮龍也さん


                                 ***

 『4年2組の27人はいま、「ラブレター」に夢中だ。

 大好きな人に、大好きな思いを伝えたい。誰に、どんな思いを伝えるかはもう決めた。時候のあいさつや結びの言葉など、丁寧な手紙には形式があることも知った。あとは、問題の文章――。

 「今日は、ラブレターに描く場面を、紙に書いてもらいます」

 二宮先生が、いつもの静かな優しい声で説明を始める。

 「教科書の『白いぼうし』の最初の場面を覚えていますか」

 「紳士がタクシーに乗ってきた場面です」と女の子。

 「帽子が落ちていた場面もありましたね。では、お母さんにラブレターを書くならどんな場面が浮かびますか」「朝ご飯を作ってくれている場面もありますね」「隣同士、どんな場面があるか3分ずつ話し合ってみましょう」

 先生の授業は、全員が理解できるよう、とても丁寧に進む。

 「ここは公立ですし、書く授業で一番難しいのは、書けない子にどう書かせるか、ですから」

    ◇

 場面というものを十分認識させた後、「これからは自分の時間。友だちを頼りにしてはいけません」とちょっと厳しく言った。

 手紙は、あくまで自分で書くもの。一枚の紙に、浮かぶ場面を一つ書き、枚数をどんどん増やす。

 勉強を教えてくれた場面、看病してくれた場面、私を産んでくれた場面……。一枚書けたら、教室の前まで、次の紙を取りに行く。先生の机に用意した200枚の山は、あっという間に低くなり、さらに200枚が追加された。

 「10枚が目標ですよ。考えすぎたらいけません。頭を空っぽにして、浮かぶ場面をどんどん書く」と先生。「こんな場面は?」「こんなふうに書いた子がいます」などと自ら発言することはない。ただ、うなずいて回るだけだ。

 「授業は子どものもの。教師が教えたがりになってはいけない。競うように紙を取りにいくだけで十分プレッシャーになる。あとは、よしよしと、書く自信をつけてやるだけでいい」

 全員が見事目標の10枚を達成!

 ところが、先生がぽつりと言った。「でも、これらの場面を全部詳しく書いたら、原稿用紙何十枚にもなってしまいますね」。なんと今度は、全体を見直し、使わない場面の紙を戻すよう指示。

 「えーもったいない」と、子どもたちは文句をいいつつ、渋々、紙を戻しにいく。

 次は、残った紙に順番づけ。

 「ここはさっきと違って、よーく考えるところです。好きという思いが伝わればいい。もうここからラブレターを書いているんですからね」と、先生はニヤリ。

 文の構成を、紙でさせるのだ。

    ◇

 順番をつけたところで、最初に書いた場面の紙に、さらに具体的に、その場面で描く内容をいくつかメモするよう指示した。

 「10枚手元にある人は、10枚全部メモを作ってくださいね」

 「ええーっ」「はあ……」

 ため息とともに、1人、2人と紙を戻しに前に出てきた。

 「えっ? どうしたんですか? いらないんですか?」

 先生は笑いながら言った。「書くためには、選ぶことも大事、選べることも大事」』
※朝日新聞『asahi.com』11/8付より転載しています。文字装飾は育星舎個別アルファ北野による。URLはhttp://www.asahi.com/edu/student/teacher/TKY201011070102.html

                                 ***

皆さんの国語に対すお考えをお聞かせいただければ幸いです。
私は、
数学の文章題や英語の設問や、はてはテレビゲームの説明書もそうですが、
そういった文章がきちんと読めているのに
読解力がないんです…なんて通用するか!甘えるな!
というのが本音です。


とはいえ国語に対するご不安が切実なのは先刻承知。
皆さんのお知恵を拝借して
さらに前進、ずっと前進、と行きたいところです。
よろしくお願いする次第です。
それでは次回まで。
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