FC2ブログ

Entries

テクノロジーが歴史を読み解く

久方ぶりのテクノロジー・トピックス。
一昨年昨年と
この手の話題に事欠かなかったことも記憶に新しいですが、


電子書籍や携帯端末機が日常語になり、
京都市に限れば
おそらく大部分の教室で電子黒板(あるいは電子黒板機能付テレビ)の設置がかなえられていると思います。


ただ、小学生の生徒に聞けば、
「…ほとんど使ってないけど」とのこと。
まあ、彼の主観が入っているので、どの程度を『ほとんど』と言っているのかは不明瞭です。


ただし、その用途を聞きますと、
「小さな画像を教室みんなで見る時」とか
「英語の授業の時」とか、とのことです。


フム。
もったいないですね~。
まだまだカリキュラムが固まっていないのでしょうし、
評価基準を横一列にするのも難しいでしょうね。


いつものごとくですが、
批判は簡単。
じゃあ、お前は?と問わねばなりません。


さてさて、
教育とテクノロジー。
歴史ネタもたびたび取り上げてきました。


過去の逸品が先端技術によって復元される、
あるいはクローズアップされる様は
見ていて胸のすく思いですね。


バラバラの銅鏡、ぴたり照合 3次元デジタル映像を活用


                                 ***

 『約100年前に発見され、宮内庁が所蔵していた銅鏡の本体と、関西大学(大阪府吹田市)が保管していた鏡の破片を奈良県立橿原考古学研究所が開発した3次元デジタルアーカイブで照合したところ、同じ銅鏡のものだとわかった。宮内庁などが12日、茨城県つくば市の日本文化財科学会で発表する。

    銅鏡  銅鏡本体と破片の復元図

 宮内庁所蔵の銅鏡は「半三角縁二神四獣鏡」と呼ばれる直径約18センチの2面。大王墓級の前方後円墳である大阪府藤井寺市の津堂城山(つどうしろやま)古墳(4世紀後半)から1912(明治45)年に見つかったもの。2面ともバラバラに割れ、復元しても全体の半分程度が欠損した状態だった。

 一方、関西大学博物館に「漢鏡破片 3個 河内國南河内郡津堂村小山古墳」として登録されている鏡片3点を昨年秋、宮内庁職員が確認。同一の鏡ではないかと調査を始めた。しかし、宮内庁所蔵の鏡は欠損部分が樹脂で補修されており、実際に接合して確かめることができず、橿原考古学研究所の3次元デジタルアーカイブを利用した。』
※朝日新聞『asahi.com』6/11付より転載しています。文字装飾は育星舎個別アルファ北野による。URLはhttp://www.asahi.com/culture/update/0610/OSK201106100097.html

                                 ***

音楽の話を素人がするのは恐縮ですが、
過去の名作を復刻する作業の隆盛もその衰えを知りませんね。
これまではよりその音質に過敏であり緻密な要求があった
クラシックやジャズの音源のブラッシュアップが盛んでしたが、


ここ10年のポピュラー音楽、ロック音楽の世界でも
同様に微に入り細を穿った復刻作業が引き続きなされています。


2009年9月9日に世界を揺るがしたビートルズのリマスタリングも
その象徴的現象でした。


エンジニアーのインタビュー記事にいくつか触れましたが、
その職人魂には大いに唸らされ、
ビートルズという
いわゆる不可侵なものに手を加えた今回の英断には感じ入るものがありました。



法隆寺金堂壁画、40年ぶり復元 京の印刷技術で



                                 ***

 『日本仏教絵画の至宝ともいわれ、1949(昭和24)年の火災で焼損した「法隆寺金堂壁画」の往時の姿を、美術印刷の老舗「便利堂」(京都市中京区)が高度な印刷技術を使って復元した。画家前田青邨らによる模写の制作以来、約40年ぶりの再現。火災前の壁画を撮ったガラス乾板をもとに、京都の職人の手技で「白鳳の美」をよみがえらせた。

    法隆寺1 復元印刷のもとになったガラス乾板

 復元したのは、奈良県斑鳩町の法隆寺金堂の壁画「左脇侍菩薩(ぼさつ)」(7世紀末ごろ作)の顔部分で、縦50センチ横40センチ。ガラス乾板は、便利堂が1935年に国の指示で金堂の全壁画を撮影した時のもので、火災で焼け焦げる前の状態を伝える唯一の資料として、法隆寺で厳重に保管されてきた。

    法隆寺2 (写真左)1951年印刷の壁画。粒子の粗さが目立つ(同右)コロタイプ印刷の復元で、色彩が鮮明になった壁画

 約380枚のガラス乾板は多くがモノクロだが、一部に4色分解の乾板も用いられた。今回、その中の4枚を選び、デジタル印刷よりも実物に近い質感を表現できる「コロタイプ」という古典的技法を使って印刷した。

 法隆寺金堂壁画については、焼損後、同じガラス乾板をもとに60年代に当時の代表的な日本画家が模写した壁画が知られているが、今回のコロタイプ印刷は、色彩や筆致の面で焼損前により近い。

 コロタイプに魅力を感じた岩波書店と、技術の保存継承を目指す便利堂の共同企画で実現した。今月末に美術書として出版される。

 便利堂の山本修工房長(50)は「撮影当時の色を客観的に再現することを心掛けた。職人としての思いを込めた」、法隆寺の古谷正覚執事長は「寺には再現壁画もあるが、焼損前の状態を知る貴重な資料となり、とてもうれしい」と話している。』
※京都新聞6/11付より転載しています。文字装飾は育星舎個別アルファ北野による。URLはhttp://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110611000067
 
                                 ***

7世紀末と言えば
ざっと数えていまから1300年前。
時代区分で言えば飛鳥から奈良に移り変わる直前の時期でしょうか。


復元とはいえ、
鮮やかな色彩ですね。
往時の輝きに想いをボケ~と馳せてしまいます。


特定の製品を取り上げるのはよろしくないでしょうが、
『iPad2』のテレビコマーシャルも印象的なものでした。
テクノロジーから解放された時、我々は幸せになれるとか何とか(でしたっけ?)。


教育とテクノロジー。
いつものごとく話の軸が逸れに逸れましたが、
テクノロジーが歴史というミステリーを
どれだけ紐解いてくれるか我々現代人の興味は尽きませんね。


恐怖もそこかしこにありますが…。
…それでは次回まで。
文責:京都市北野白梅町の個別指導専門塾 育星舎『個別アルファ北野』 塾長 池田真一 is101309.gif
関連記事
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://ikuseishajishukan.blog72.fc2.com/tb.php/674-b6c9ce14

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

伏見ゼミナールHP

http://www.ikuseisha.co.jp/asset/00124/Fushimi-TBB/HP/banners/fushimiTBB-banner14b.png
伏見/丹波橋/桃山/塾

教室カレンダー2019


※随時更新しています

伏見ゼミナールonTwitter

伏見/丹波橋/桃山/塾

更新カレンダー

05 | 2020/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
※青字が更新日です
伏見/丹波橋/桃山/塾

直近30稿のブログです


こんなこと書いてます


伏見/丹波橋/桃山/塾

月別アーカイブ

05  04  02  12  12  06  05  03  01  12  11  08  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07 

お問い合わせはコチラ

お問い合わせはコチラ 育星舎お問い合わせ 伏見ゼミナールHPへ 伏見ゼミナールHPへ
連絡先はコチラです 連絡先はコチラです

伏見/丹波橋/桃山/塾

育星舎基本情報

私塾教育 育星舎グループ本部

〒603-8332
京都市北区大将軍川端町97
創造館2F
TEL 075-463-4050
FAX 075-463-4455
info@ikuseisha.co.jp

【育星舎 伏見ゼミナール】
〒612-0073
京都市伏見区桃山筒井伊賀西町43-1
TEL 075-621-4466
FAX 075-621-4465
ikeda@ikuseisha.co.jp

伏見/丹波橋/桃山/塾