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どないする?京都市長選 ~教育モデル校考察

京都市長選の喧騒がチラホラと届きます。
が、各陣営の動向は意識的に追わないと見えてきません。


大震災後、有権者のアクションはこれまで以上に明確に、
かつ重大になってきました(もちろんこれまでもですが)。
我々の選択が子どもたちの未来を大いに左右しうる、
そういった視座でもって候補者を眺めなければいけないと思いつつ、
毎日に追われそういった行動になかなか出られません。


イカンイカン。
勉強を教える身としては恥ずべき現状です。
しかも最近の小中高生は政治を学ぶ機会も少なくありません。
下手くそな言動は有権者全体を陥れることになりかねません。


2月5日までもっと目の当たりにしなければ、と反省しています。
候補者のお名前やお立場はもちろん知っていますが、
個々の政策までいくとその差異を承知していません(情けなや!)。


まずは教育を見ていくと私にとってはとっつきやすい。
ということで、以下の記事が真っ先に届きました。


教育モデル校、賛成か反対か どないする?京都市長選


                                 ***

 『少子化が進むなか、京都市はこの十数年、小中学校の統廃合を市内中心部で進めてきた。高校を含めて設備のよい学校ができ、先進的な教育モデルの「研究指定校」にもなって、そのほかの学校との間で「教育格差」が生じているとの指摘もある。

 教育モデル校は市立246小中学校の約半数。5校の統合でできた御所南小(中京区)は読解力を高める授業で注目を集める。9小中学校が一つになった開睛(かいせい)小中(東山区)には、百ます計算や古典の暗唱を毎朝する時間もある。市立9高校の中でも、市教委がパイロット校とする堀川高(中京区)は学校改革後の1期生が卒業した2002年春、国公立大の現役合格者が前年より100人増えて「堀川の奇跡」と呼ばれた。

 門川大作市長は08年の市長就任前に教育長を7年間務め、当時からこの流れを推し進めてきた。市長選で対立候補となる中村和雄氏は「モデル校偏重だ」と批判し、「格差教育の是正」を公約に掲げる。門川氏は「先頭を走る学校はつくるが、勝ち組、負け組はつくらない方針。特別扱いではない」と反論している。

■賛成――生徒の力に合わせて 市立堀川高校長・荒瀬克己さん
 堀川高校は1999年から「探究科」設置などの学校改革を始めました。特徴的なカリキュラム「探究活動」は、生徒が自分で課題を設定し、解決に向けて取り組む学習です。堀川では「二兎(にと)を追う」と言っていますが、大学合格だけでなく、生徒の学習意欲を喚起することをめざしています。生徒一人ひとりの潜在能力や可能性を引き出すことが重要なのです。

 近年、授業料の無償化と特色化の広がりで、公立高の役割が変わってきました。公立であっても、どの学校でどんな教育をするかを鮮明にすることが求められます。私は、高校では多様な生徒に画一的な教育をするのが望ましいとは思わない。それぞれの生徒の能力にふさわしい教育が受けられるようにすることが大切です。

 一方、小中学校では基礎をきっちりと身につける機会を与えてほしい。学校統合は教育内容を見直すよい機会ですが、成果は全体で共有されるべきです。

 教育条件を一度に整備するのは難しいですが、さまざまなモデル校が増えればいい。教育は国や街の未来を創造する営み。高い優先順位に置かれることを市政に期待します。

■反対――公正・公平な視点で 元市立小学校教諭・北村茂さん
 モデル校づくりに見られる今の教育行政は、教育環境の整備を公正・公平に進めるという視点を失っています。促成栽培のように「受験の成果」を上げようとしているとも言えます。

 エリート教育には必ず、自分たちはうらやましがられているという優越感が伴う。そこから外れれば、劣等感にさいなまれる。これでは、子ども、教師、保護者、地域で学校をつくり上げていくためのつながりが持てません。その結果、保護者も「わが子の学校を良くしよう」という情熱が薄れ、「あの学校は恵まれている」と羨望(せんぼう)のまなざしを外へ向ける。いま、公立の教育環境はそんなふうに変わってしまいました。

 教育の成果は進学という一面のみで語れるものではありません。勉強嫌いでも、人に誠実であるとか、人を辱めるようなことをしないとか、社会に出てからの生き方で振り返るべきものではないでしょうか。

 子どもは必ず成長します。隣のだれかと比較するのではなく、ちょっと前の自分と比べてという意味で。すべての子どもに豊かな教育を保障し、一人ひとりの情操を大切に育てていくことこそが学校の役割だと考えます。』
※朝日新聞1/17付より転載しています。文字装飾は育星舎個別アルファ北野による。URLはhttp://www.asahi.com/edu/news/OSK201201170060.html

                                 ***

この場で私の立場を明瞭にお答えする必要性はありませんが、
もちろん非常に難しい、容易ならざるイシューだと認識しています。
とにもかくにもいずれの立場にもその正当性、説得力がありますね。


偏重は気持ちの悪さを漂わせながら、
しかし一方で
序列の形成を悪と断じる気もさらさらありません。


以前の当ブログ記事においても
(ありがちな)公立校の序列批判に疑義を呈しました。
教育機会の平等性は目指すべき地平です。
しかし力のある学校に魅力があるのは当然だと思います。


その力をつける経緯に克服すべき某かがあろうとも、
現状を見ればその取り組みは明らか。
人気校と残念ながらそうでない学校との差は開くばかりですね。


予算の関係ももちろん大いにあるのでしょう。
そこら辺は私には言及する資格がまったくもってありません。
しかしいわゆる不人気校が何かアクションを起こしたかというとさにあらず。


ある公立高は地域での評価は不幸にも高くありませんが、
さまざまな取り組みを通して全国的に注目されるようになりました。
紙上に何度も取り上げられ、メディアへの露出も少なくありません。


そのようになる前(直前くらい)に、
その高校の先生が私どもの塾までご挨拶にお越しになりました。
何でも初の試みで市内の学習塾に出向いておられるとか。
対応した私も思わず「初めてで驚いています」と申し上げてしまいました。
何年前になるでしょうか。


そういった地道な努力がきっと実を結んだんだと思います。
こんな学校にはもっともっと(勝手に)予算を投下したくなります(よね?)。
しかし一方で万年何もしない(と思わせる)公立高もあります。
ここに平等性云々の議論はそもそもないでしょう。


と、ひと口に片付けられないイシューを考えなければなりません。
もちろんこの一点だけで候補者を決定することもできません。
しかしこれほどまでにピックアップされてはリアクションに窮してしまいもします。


投票日は2月5日。
ちなみにこの日は日曜開講予定。
京都私立高入試を控える最後の日曜日、
何やらユラユラと燃える炎を感じますね!?


それでは次回まで。
文責:京都市北野白梅町の個別指導専門塾 育星舎『個別アルファ北野』 塾長 池田真一 is101309.gif
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