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留年はコスト増!?

一昨日付ブログにおいて
橋下大阪市長による(ようは)義務教育期間における留年措置検討という報を
何ともどっちつかずの態度で書きましたが、
矢継ぎ早に新たな提言。


今度はOECD。
耳馴染みの薄い方でも
『PISA型(ピサ型)』と聞けば、首肯いただけるはず。


ピサ?
斜塔か?
そんなピザなど食いとうない、という方もいらっしゃるでしょうが、
今日は割愛。
話を進めさせてもらいます。


留年:OECD、廃止を提言 初・中等教育「非効果的」


                                 ***

 『経済協力開発機構(OECD)は、学校教育での留年について「コストがかかるうえ教育成果の引き上げでも効果的ではない」として、廃止を求める教育政策の提言をまとめた。OECDは国際学力テスト「学習到達度調査」(PISA)を実施するなど、教育界に大きな影響力がある。大阪市の橋下徹市長は学力不足の小中学生に対する留年の検討を始めたが、留年の教育効果に批判的な提言が今後の論議に影響を与える可能性もある。

 OECDがまとめたのは「教育の公平性と質-恵まれない生徒や学校に対する支援」と題する報告書。落ちこぼれを防ぎ経済成長や社会の発展につなげる教育政策を提言した。

 留年の分析では、少なくとも1年留年した経験のある15歳の比率と初等中等教育への総支出に占める留年コストについて原則07年のデータを基に39カ国を比較。OECD平均は留年経験者が13%、コストが4・05%。フランスなど7カ国は留年経験者が30%を超え、このうちスペインなど3カ国はコストが10%以上だった。日本、韓国、ノルウェーはいずれもゼロだった。

 留年の欠点はコスト増に加え、学習到達度の生徒間格差の拡大、自尊心への悪影響、問題行動に出る傾向を高めることなどを列挙。留年より効果的な代替策として学習支援や自動的な進級を推奨した。』
※毎日新聞2/24付より転載しています。文字装飾は育星舎個別アルファ北野・衣笠による。URLはhttp://mainichi.jp/life/edu/news/20120224ddm012100147000c.html

                                 ***

私は小声だけれども欧米型の学力判定の妄信にはあまり感心していません。
もちろんそれがスタンダードであり、
そこをもってして学力とは、となる部分が多くを占める訳ですから、
個人的な感傷で子どもの学習をスポイルするつもりも更々ありません。


さてさて、余談は捨て置きしまして(笑)、
留年コストなんて考えたこともありませんでした。
よくよく考えると
そらそうだ、コストはかかってるわ。


一昨日付ブログでは、
橋下大阪市長のこの提言に対して


>提起する、という観点においては
>ものすごく効果的だったのではないでしょうか。
>学力が確実に低下している、その対策として何をするか。
>学力中間層が拡大し、その層の学習意欲の低さもメディアで取り上げられています。
>それに行政や、あるいは専門家としてどのように対峙するか。


>今回のイシューにおいて、
>多くの方がパブリックに物申されることでしょう。
>それらが果たしてどれだけ上に書いた課題を克服する道筋を照らすか、
>教育に携わる一人の人間としてしっかりと耳を傾けたいと思います。


と、書きました。
さっそくの(対案とまでは行かずとも)リアクションですね
(どちらが先であれこの国において主要メディアに先に取り上げられたのは橋下氏の方なので)。


このOECDの提言も非常に参考になりますね。
しかも教育効果や言うなれば経済効果にまで踏み込んでいる分、
ますますこのイシューをクヨクヨ考えてしまいます。


橋下氏の(おそらく)言わんとすること(のある部分)も理解できます。
それを過激だ、乱暴だと片す向きも分かります。
子どもたちに与える心理的な何やかやというお決まりのお説ももちろんストンと分かります。


ここに自分なりの判断を盛り込むのはやはり容易ではありません。
推移を見つめる、というこれまたお決まりの物言いで先日は結びましたが、
「そら無理やろ~~」という通り一遍の退屈な常識から抜け出すことも
これまた難しいです。


橋下氏の評価が二分する、あるいは大いなる批判でもって迎えられようと、
今回の提起には感服せざるを得ないというのが正直なところです。
OECDのこのトピックにおける提言には
「では、どうする?」が(当たり障りないものを除けば)欠落しています。


学力中間層の凋落が進む中(私はそれを大いに実感しています)、
では行政担当者として、あるいは有識者として、専門家として
どのような一筋の灯りを提供するのか、
これに答えられる先導者を求めたいですね。


ともあれ皆さんはいかがお考えですか。
いかがお感じですか。


それでは次回まで。
文責:京都市北野白梅町の個別指導専門塾 育星舎『個別アルファ北野』 塾長 池田真一 is101309.gif
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