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速報!!24年度京都公立一般入試 国語精解

平成24年度 京都府公立高等学校入学者選抜学力検査
検査1


【国語】 問題:PDF形式で開きます


いつものごとく初っ端の科目。
ここでいかに気持ちを前に向けさせられるか。
ようは緊張感を自身の集中力に昇華させ、その心の張りように心地よさを導けるか。
ま、心地よさは外野の思惑ですね。
当の本人たちは不安だらけ。
落ち着いて深呼吸。『できる!』と心の中でつぶやこう。


さてさっそく(いつものごとく?)昨年のテキストをそのまま引用。

>形式は長文2題です。
>特徴として、
>本題の末尾に
>討論型の設問が付されている点。
>流行りと言えばそれまででしょうが…。

>ちなみに
>いわゆる文脈とは関係のない(と言っても差し支えない)
>どちらかと言えば純粋な文法問題。
>数学で言えば冒頭の計算問題。

>割合を算出してみますと
>40点満点中15点(※昨年度)。
>おおよそ4割。

>模試の偏差値を登場させる必要もありませんね。
>ここで落とすということは
>受験勉強の根幹を揺るがす大事件ですので、
>受験生予備軍たちは肝に銘じておくように。

>国語を解く力は
>センスや生まれもってのなんちゃらでは決してなく、
>例外なく
>練習量や経験値がリフトアップしてくれる学問です。

>国語のテスト対策を軽んじている生徒や、
>勉強の仕方が分からないとばかり(本当にそればっかり!)こぼす生徒たちこそ、
>学校の授業を『聞いてろ!!』と思います。
>数学の計算解法を聞いている時の真剣さでもって
>学校の国語授業に臨めば、
>きっと国語という科目に対するアプローチが洗練されていきます。

>文法で4割。
>計算で4割。
>この数字をどのように受け止めるかは、
>生徒のみならず
>私のように彼を引っ張っていく立場にある人間の大きな仕事。
>我々の言動が(何であれ)遠因の一つになることを理解しています。

とまあ、しつこいくらいの書き方ですね。
何が言いたいかは文法事項や漢字・語句を含め
いわゆる知識系の問題が(だいたい)4割もあるっちゅうことです。

そこの確認。再確認。





それではさっそく大問1


『徒然草』からの出題。
これは『徒然草』188段の『或者子を法師になして』からの一部抜粋。
まあ、有名なお話ですね。

とりあえず乱暴に要約しますと
①ある人が息子を法師(≒お坊さん、説教師)にしたいと。
②息子もよっしゃと馬術や歌の勉強にいそしむと。
③馬は、客が迎えに来た時に馬に乗るのが不味かったら恥ずかしいから、と練習練習。
④歌は、法事の後に酒を勧められたら、歌のひとつでも披露せにゃ恥ずかしいから、と練習練習。
⑤結局、この2つに気を取られ過ぎて説教を学ぶことなく終わった、と。

そしていつもの流れ(※ここから出題)
⑥若いうちは頑張ろうと計画をいろいろと立てるものだ、と。
⑦しかしたいていのヤツはのんびり過ごして老いていくだけだ、と。(…耳が痛い。否、心が痛い)
⑧よってよ~く考えて一番やりたいことを見定めて、それに専念しなさい、と。
⑨肝心なことは急いでやりなさい。それ以外は捨てなさい。二兎追うものは一兎も得ず。

とまあ、端折りに端折って書いてみました。
子どもたちに分かりやすく書くことを心掛けたので、一部首を傾げるような記述があるかもですが、
その辺はご容赦ください。というか、専門書をご覧ください。

さてさて、さっそく設問。
※解答【×】の横の文:文法などの知識問題。読:読解問題を指します。参考までに。

解答【1】文
歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに。サービス問題ですね。定食についてくるデザート。
(1)思ひて→思いて。(2)やうに→ように。何のことはない。

解答【2】読
悔ゆれどもの主語(以下、S)。アとエで迷う感じかな。
でもやっぱり目先のことに気をとられすぎて、という表現で心がグッとエに。
そして本文中の「ことごと成す事なくして」とあるのでアの「いくつかは」が不適当と断定。

解答【3】読
これは雪ダルマ式に転がっていくさまですね。直後の『衰えゆく』で納得。

解答【4】読
『捨てじ』→捨てないで。『執り持ち』→こだわる、執着する。

解答【5】【6】読
近年の傾向問題ですね。会話やスピーチなどの問題。もうほぼこれですね。
①太郎くんは「いろいろ挑戦したい」と言い、「筆者は『~』と言っているけれど、」とあるので、
Aは「いろいろ」と対になるような言葉を探せばよい。『一事』は2語なのでNG。
②ひとつのこと(第一の事)について、アは変。イは真反対。ウは間違ってないけど本文になし。


よしよしの大問2


大輪靖宏という方の文章。著名な文学者の方なんですね。
何やら日本伝統俳句協会理事、という肩書き。
無知とは怖いものです。恐らくは大家に向けてこんな紹介の仕方するのですから。

内容は…、タイトルを見ましょう。フムフム。『俳句の基本とその応用』とあります。
評論の類(鑑賞文、論説文)でしょうね。そういった着地点をまずは設定。

この手の日本文化を論じた文章、もう定石ですね。
昨年はこんなテキストを書いています。
>世界における、または世界の中の「日本」という題材がここ数年続いています。
>個人的には読んでいて楽しいですね。

今年は比較を論じた文章だとは言い切れませんが、文の端々に比較論が見え隠れしていますね。
何かについて深く掘り下げることで、その周りのものが見えてくる、浮かび上がってくる、
そんな感じの文章。野次馬として読んでて楽しい楽しい。

さて解答【7】読
3段落の4行目に答えが書いてありますね。こういうクリアーな文章を読むのは本当に楽しい。
報告文と文学との違いをスパーンと言い分けるなんて簡単なようで決して簡単ではありませんよね。

解答【8】文
①の前後のつながりを見れば、明らかに例示していることが分かります。
この段階で迷うならウでしょうが、それでは②が破綻する。

解答【9】文
芽。ノット目。おいしいとこ突くな~と思わずニコリ。

解答【10】文
c)その言葉に続く表現を見れば分かりやすい。なかなか~確認できない。
あるいはその言葉と選択肢の言葉とを続けて文章に入れれば分かりやすい。なかなか簡単には。
h)せっかく~生けても。せっかくわざわざ。
勝負あり。

解答【11】文
『の』の用法。みんなが大好きな?助詞。
まずは本文中。
「自然を描く『の』も、…」この場合は「描くことも、…」となりますので、体言の代用ですね。
分類的には格助詞。文節全体に名詞の資格を与える、ということです。
これが分かると選択肢の中に該当するのは、というかこれが分からずとも読めば分かりますよね。

ア)連体修飾語を示していますね。
イ)部分主語。「が」に置き換えられるヤツです。
ウ)確定の順接を示す接続助詞の一部ですね。

解答【12】読
主語と述語を見ると、「俳句は~~できない」とあります。
そして後続の文章に「可能な長さ」とあります。これで勝負あり。

解答【13】文
述語から主部を見つけるもの。何が関係しているか読み取りましょう。「が」と「は」に注目ですね。

解答【14】読
8段落の最後の方に「人の手が加わったという形ではだめなのだ」とあります。
というか、その他選択肢がほぼグループ化できるので消去法により決定。

解答【15】文
絵画→かいが。皮肉のひとつでも言いたくなりますが、とにかくラッキーラッキー。

解答【16】読
8段落と9段落に「自然そのまま」という表現があります。それを総括した10段落。

解答【17】読
よ~く注意。「適当でない」ものですからね。
かくいう私は「適当なもの」をさがして頭をコリコリと悩ませました。
ウ)7段落で訂正とあります。しかし5~6段落で言及したことの訂正はどこにもありません。

解答【18】読
内容一致。
ア)敏行の歌に物語性は付加されているが、思想云々はなし(と言い切れませんが)。
イ)文学的価値云々に言及することは(往々にして)自らの首を絞めるだけですね。ま、関係ありませんが。
エ)俳諧の連歌の発句が持つ挨拶性を受け継いだのは、現在の普通の挨拶ではなく俳句(発句の独立)。
オ)読者が前もって実体験を重ねないといけないのであれば、ダンテの『神曲』はどうするのだ!プンプン!

解答【19】読
X)敏行の歌を見てよ!
Y)もうこれも本文中の『早蕨』を探してください。その後に答があります。ま、名詞ですしね。

解答【20】読
これも注意。『適当でない』ものを選んでくださいよ。
というか、この手の問題、昨年も書きましたが府教委からのプレゼントですね。
そっと受け取っておきましょう。





国語を『文法問題:読解問題』とで分析してみますと


(今年は)9:16


ワイドビジョンかよ!テレビかよ!と深夜独りで突っ込みますが、


得点的には14点:26点 ※京都公立一般入試は40点満点です。


ということは
やっぱり文法問題(ようは知っておけば解ける問題)で4割弱。
これをどのように扱うかですよね。
文法は苦手だから…では片付けられませんね。
冒頭に昨年のブログ文章を引っ張ってきていますが、
数学の計算同様
これを絶対に落とさないとプレッシャーを感じて取り組むことです。


1点に数十人、否、数百人、否、数千人いると思え、ってところ。
文法捨てた!というせりふを聞くたびに
無責任な人間だなと思いますし、そのことを伝えています。


これは落とせませんよ!!


とはいえひとまず速報終了。
理社は機会があれば解説します。
毎年のことながらちょっとばかり疲れました。


さて、塾でもさっそく新中3(現中2)に数学の過去問(着手可能な問題のみ)をやらせました。
いろんな反応があって楽しいですね。
彼ら彼女らには
赤本を差し置いて私の解説を手に取ってくれることを祈るばかり(それはちと無理か)。
ま、ブログ表記には限界がたくさんありますので、
もっと詳細な解説や説明をご希望の方はその旨お申し付けください。


と、いう営業です(笑)。


それでは来年まで。
…それでは次回まで。
文責:京都市北野白梅町の個別指導専門塾 育星舎『個別アルファ北野』 塾長 池田真一 is101309.gif
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