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宇都宮市が全校小中一貫教育に!※一貫校ではありません

昨日は台風による休講案内でテンヤワンヤ(…でもないか)でしたが、
振替の段取りを進めながら、気になっていたトピックスを整理してました。
何を隠そう、そういったストックが2ダース(!!)くらいあります。


いまも私にそっぽを向かれている教育トピックスが複数ありまして、
昨日はその整理もコリコリとすることができた訳ですが、
やはり教育が変わっていくトピックやイシューには事欠きません。


本日もどうぞ新たな潮流をお考えください。
以下、ちょっとばかり長い転載ですが、非常に興味深いテキストです。


小中一貫教育、全校でスタート 宇都宮


                                 ***

 『■「中1ギャップ」解消めざす

 中学入学後に勉強などでつまずく「中1ギャップ」の解消をめざし、宇都宮市は今年度から県内では初めて、市内の全校で小中一貫教育をスタートさせた。25校ある中学の校区を単位とする地域を「地域学校園」と称し、地域との連携を深めた教育活動も始めた。全校実施に先立って試行されたモデル校での取り組みを振り返り、成果や課題を探った。

    宇都宮市小中一貫

◇先生乗り入れ意識共有

 「イッツ ア スマイル」「イッツ ア ハッピー」。6年1組の児童の元気な英語が教室に響いた。

 新年度がスタートした西原小。黒板に張られた人物の表情を英語で表現する。コミュニケーション能力を高めるため、小学校で実施している市独自の「会話科」(英会話)の授業だ。ふだんと違うのは、指導しているのが一条中の外国語指導助手マシュー・バーンズさん(36)であること。正解した児童を「ベリーグッド」とたたえるバーンズさんは、小中一貫教育の「乗り入れ授業」で西原小の教壇に立っているのだ。

 一条中は西原小など3小学校と「一条地域学校園」をつくる。地域学校園とは「地域はみんなの学校」を合言葉に、小中学校と家庭や地域、企業などが一体となり、総ぐるみで人づくりを進めるという考え方だ=図。一条地域学校園は小中一貫教育のモデル校の一つとして、一昨年度から2年間、先行実施に取り組んできた。

 バーンズさんの授業のような乗り入れ授業は、中1ギャップ解消の試みの一つ。小6を中学校の教諭が教え、中1の授業に小学校の先生が参加する。教科は国語、算数、英会話の3教科。西原小をはじめ、各小学校でそれぞれ年2回ずつ行う。

 例えば算数では「比例・反比例」の単元でつまずく児童が目立ち、中学に入ると文字式や一次関数への苦手意識が強くなる傾向があるという。専門の教科を持つ中学の教諭に習うことで理解や学習意欲が高まると期待される。

 小学校高学年では「x」や「y」も使う。「中学ではこんな内容になるよ」と中学の教諭の助言も受けられる。一方、年2回、中学の授業に参加する小学校の先生は、生徒をサポートするなど個別指導にあたる。

 西原小の高野恵子校長は「子どもがどこでつまずくかを小中学校の先生が一緒に洗い出せるので、小中学校間の壁が低くなった」と効果を語る。

 モデル校として取り組む中、浮き彫りになったのが、小中学校間の連携不足や意識の違いだ。児童を無事に卒業させ、あとは中学校に任せたい小学校側に対し、中学校側は、なぜこんな基礎的なことができないのか、という不信感を持っていたという。

 一条地域学校園では学習や生活、健康・体力、交流連携の4部会を設け、事務職員や栄養士、図書館司書ら学校にかかわる全職員が参加した。昨年度からは月1回、「小中一貫の日」を設け、意見をぶつけ合う機会を重ねることで、認識のギャップを埋め、カリキュラムの充実をはかった。

 一条中の久保徹校長は「1年目から成果を上げることを意識しないで、子どもの中学卒業時の姿を共有しながら取り組むことが大事です」と話す。

◇学校訪問 子どもの不安拭う

 中1ギャップの原因は、学力の面だけにとどまらない。「部活動が厳しいのでは」「先輩たちが怖い」……。環境の変化に戸惑う心理的な要因もある。

 一条地域学校園では小学生が、中学生に親しんでもらおうと、毎月1日を「あいさつ運動の日」と決めた。「おはようございます」。中学の生徒と先生が、学校園内の小学校の校門に立ち、登校する児童に声をかける。

 6年生になると進学先の中学校を訪問し、授業や部活動を見学する。一条中では文化祭や合唱コンクールなどに招待し、小中学生が一緒にリコーダーを合奏したこともある。西原小の高野校長は「中学校の内情がよく分かれば、不安は期待に変わります」。

 乗り入れ授業はここでも役立っている。小学校の恩師が中学に来ると、教え子たちが輪を作って喜ぶ光景が見られた。一条中の小中一貫教育推進主任を務める岡村裕一教諭は「心待ちにしている生徒も多く、小中学校のつながりの大切さを実感した」と話す。

 一方、小学校で乗り入れ授業をした中学教諭に、新入生が「小学校に来てくれた先生」と声をかけてくることもある。知っている教師がいることで、中学校の生活にも溶け込めやすくなるという。

 小中一貫教育では、義務教育の9年間を一体としてとらえ、従来の「6・3」のカリキュラムを「4・3・2」に変えた。小1~小4は学びの基礎をつくる「基礎期」、小5~中1は学びを広げる「活用期」、中2~中3は自分らしい学びを深める「発展期」と位置づける。各期に上がるときに教科の増加や質の変化などで子どもが直面する段差に対応し、小中がスムーズにつながるようにカリキュラムを編成する。

◇先生らの負担・通学に課題も

 宇都宮市教委は今年2月、モデル地域学校園の取り組みを検証した。アンケートに対し、相互乗り入れ授業について「児童生徒への理解が深まった」と答えた教職員は9割を超えた。学力の定着や不登校児童生徒数にはまだ大きな変化は見られなかったが、市教委教育企画課地域学校園担当の生田敦さんは「あくまで2年間の試行の結果。効果については、長期的なスパンで考えたい」と話す。

 ただし、教職員の負担感は大きい。検証結果によると、地域ぐるみで教育活動を進めるための新たな業務が過重とする教職員は8割強。新たな会議や研修のための時間確保が課題とする回答も8割近くに上った。小中一貫教育全国連絡協議会(事務局・東京都品川区)が一昨年、市区町村に行った小中一貫教育の全国実施状況調査でも、課題と感じる点で「教員の意識の変化」のほか「時間の確保、教員の負担感」という回答も多かった。

 これに対し、宇都宮市教委は、乗り入れ授業を担当する先生の穴を埋めるための指導助手として「学力向上非常勤講師」を全中学校に計92人配置した。ただ、国語と数学、外国語が中心で、国による全国学力調査に理科も加わったことなどから、他教科への対応も求められそうだ。

 一方、小学校の中には、通学区が複数に分かれ、全児童が学校園の中学に入学できないところもある。保護者の中には「連携しても別の中学に通うことになる」とのジレンマもあるという。だが、生田さんは「通学区の見直しには時間がかかる。それを待っていたら子どもの学力定着も遅れる。今の試みを意義あることと認識してもらいたい」と強調した。』
※朝日新聞4/23付より転載しています。文字装飾は育星舎個別アルファ北野・衣笠による。URLはhttp://www.asahi.com/edu/news/TKY201204230323.html

                                 ***

>中学卒業時の姿を共有、とは何ともグッと来るセリフですね。
小~中、中~高、あるいは小~中~高とつづけて通塾してくれる多くの子どもたちにとって
私も心温まる存在であるだろうかとクヨクヨしてしまいます(笑)。


何はともあれ子どもたち中心というのは変わりません。
残念無念にも年度の途中で個別アルファを退塾する生徒にも
(それがどこであれ)新たな学習環境が努力する価値を教えてくれる場であることを願うばかりです。
もちろんそのような事態にならないよう我々は懸命になるだけ。


とまれ制度やシステムというものが往々にして大人の事情で動くことが多い中、
子どもたちとどこまで向き合えるか、公教育なればこその態度を期待したいところ。
先生方のご負担増は明々白々ですので、その乗り越えるべきハードルをいかに克服するかですね。
その路線を私も支えていければと思います。


さてさて、繰り返しますが、教育に関わるイシューは朝令暮改。
10年ひと昔という言葉もありますが、
電子黒板は当たり前となり、来年当たりはタブレット型情報端末の全員配布でしょうね(勝手言ってらぁ)。


かように本当に近年の動きは目覚しいです。
どこの世界・業界からも聞かれますが、
変わることに躍起になって中身が伴わない、
あるいは変わることそれ自体を善と捉え、とどのつまり改悪になっている、
そんなつぶやきも決して無視できません。


とはいえこの時流を逆らえないのも自明。
抗っている向きも聞かれますが、どちらかというと胡散臭いものが多いような気がします。
あるいは小規模の成功や成果を求めているような類でしょうか。


私たち塾業界(教育産業)ももっと公教育と連動できたらと(私は)夢見ます。
そしてそのある種の円環が子どもたちをリフトアップしていくのになと舌打つ私。
まあ夢物語です。
でも悪くない夢でしょ?


それでは次回まで。
文責:京都市北野白梅町・衣笠わら天神の個別指導専門塾 育星舎『個別α北野・衣笠』塾長 池田真一 is101309.gif



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