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『和訳なし』の英語授業!?

昨日付けのブログでは
従来のいわゆる「訳読式」英語指導からの転換、
そしてそれを迎える学習塾側の態度考察、というテキストを書きましたが、


いやはや考えれば考えるほど大きなイシュー。
(程度はどうであれ)英語指導を得意と自負する塾講師は再考の途上でしょう。
高をくくる類の態度は信用に値しませんね。
そもそも教育者もとい学習指導者の資質として疑問です。


好むと好まざるとに関わらず、
英語指導の在り方も変わっていくことでしょう。
あるいは学習塾では相も変わらずリーディング主体の訳読式、設問の穴に正答を埋める式の指導法でも
何となく生き残っていけるのかもしれません。


だって高校英語の文章を作文するのは結構(どころではなく)ヘヴィーな作業でしょうから。
英会話教室に通う学校の先生という構図を揶揄する向きもあるでしょうが、
いえいえ我々は大丈夫だろうかと考えるばかりです。


和訳なし Q&A授業


                                 ***

 『「その質問で答えを引き出せるかな」「代名詞でつまずく。生徒自身が間違いに気づくように――」。

 4月下旬の放課後、北海道旭川北高校(旭川市)の会議室。教科書の進め方のアイデアを出し合うため、英語科教諭7人が教師役と生徒役に分かれて模擬授業をしていた。

 同高は、文部科学省の「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール」の指定(2007~09年度)を受けた先進校。松井徹朗教諭(56)を中心に、2004年から英語だけを使って教えている。同省幹部に「訳読を排除した授業をしてほしい」と特命を受けたのがきっかけだ。

 「正確な日本語に訳せないと理解したことにならないのはおかしい。わからない所は想像力で埋めていく」と松井教諭。「70%の理解でいい」と言い切る松井流は、教師に大胆な意識転換を迫るものだ。

 文法は事前に補助プリントを配布し、英語のやり取りを通じて身に着ける。教科書の予習は禁止。初見の本文を黙読させ、Q&Aで理解度を確認していく。狙いは「英語を英語のまま」理解させること。だから、和訳は渡さない。

 各教師は、ティーチャートーク(語りかけ)まで詳述された松井教諭作成の「Teaching Procedure(教え方手順集)」をもとに授業プランを練る。同高が英語で教える授業を始めた時から松井流を実践する渡辺勇嗣教諭(44)は「マニュアルを覚えるだけではだめで、レベルに応じ答えやすい質問の仕方を工夫している」と話す。

 「集中できる」「わかりやすい」と生徒の反応は上々。全国模試では、偏差値50未満の層が大きく減少した。当初は「ついてこられない生徒が続出するのでは」との懸念もあったが、むしろ苦手意識の克服を後押しする結果となった。

 入念に準備して臨んでも、「計画通りには進まない」と教師たちは苦笑いするが、ハプニングは新たな発見のチャンスでもある。

 松井教諭は環境問題がテーマの授業で、教科書にない質問を投げてみた。「ガラパゴスウミガメは甲羅があるから生きられる。人間にとってカメの甲羅にあたるものは何」。「mother」「money」と声が上がり、ある生徒が答えた。「It’s hope!」。教室に笑顔が広がった。「今のやり方だからこそ共有できた時間」と松井教諭は振り返る。

 質問の工夫次第で、生徒の柔軟な思考が引き出されている。

 ▼スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール 2002~09年に実施された、高校における英語教育推進事業。文部科学省の指定を受けた国公・私立の延べ169校がディベート力の強化や中高の連携など独自の研究テーマに取り組み、授業を英語で行う高校が増えるきっかけをつくった。』
※読売新聞6/9付より転載しています。文字装飾は育星舎個別アルファ北野・衣笠による。URLはhttp://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20120602-OYT8T00226.htm?from=osusume&google_editors_picks=true

                                 ***

文中に、教師にも(にこそ)大胆な意識改革を迫る、とあります。
これこそまさしく我が意を得たり、ではありませんが、
心の臓のちょっとばかり横にサクと突き刺さるメッセージです。


入試制度に大胆な、事件的な変更がなされなければ
学習塾としては従来通りの英語指導(文法や訳読中心の指導)となるでしょうが、
ここに本格的に書く技能や話す技能を試す試験が課されるようになるのであれば
(そひてそれらが大きなウェイトを占めるというのであれば)、
言うまでもありませんが我々も変わらなければなりません。


グラマティカルな指導や暗記に関わる指導はこれまで通り必要でしょうが、
それがすべてではなくなる、あるいはそれは単なる細部、という状況も想定しなくてはなりません。
日本の(どちらかというと不細工な)英語教育にとってはまったくもってのプラスになるのでしょうが、
学習塾や予備校などの教育産業側にとっては立て直しが入用となります。


そこではじめて英会話だトーイックだと騒いでも(確実に騒ぐでしょうが)あとの祭り。
頬杖ついて漫然と学習指導をしていたのが果たしてどちらなのか、判然とします。
あ~、怖い。どうなることやら(汗)。


学校の授業が変わったところで我々は右往左往しないでしょうが、
入試制度に何かしらかのメスが入れられるのであれば…。
それでは次回まで。
文責:京都市北野白梅町・衣笠わら天神の個別指導専門塾 育星舎『個別α北野・衣笠』塾長 池田真一 is101309.gif



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